三浦綾子の「母」

先日来、この旭川出身の作家である三浦綾子の著作を読んでいる。かつて「塩狩峠」で感動した旨記したが、今は「母」。この小説はやはり北海道出身の作家小林多喜二の母(小林セキ)の語りで進む。息子の多喜二が、東京の警察署で、1933(昭和8)年2月20日に共産党員である理由で虐殺されるのだが、その流れを母の立場から、30歳で死んだ多喜二の人生を北海道弁で語るのだ。 (小林セキ:1873~1961)。 著者 . . . 本文を読む
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