研修旅行

毎年この時期に学園スタッフが有志で研修旅行を行っている。昨年は中国・広島、今年は知床・阿寒の2泊3日。今回は特に阿寒地区のアイヌコタン、民俗資料館とアイヌのユーカラの劇を見る内容だった。
知床半島の途中まで船で行った。絶壁の岩石肌を現す半島の姿にあらためて自然遺産を知る。しかし暑い知床にたくさんの観光客。自然をそのまま残すことができるのか、などとちょっと心配になる。自分たちをさておいて。

羅臼方面は天候は変わる。気温は低く過ごしやすい。野付半島のトドワラを見る。かつて見たトドワラとことなってあまり枯れた姿は見えない。消えてしまっているらしい。

アイヌのユーカラの劇。神々が悪とたたかい人間の平和を守るという比較的簡単なストーリーだったが、楽しかった。英雄叙事詩である。古典作品にある叙事詩はどれもほぼ共通だ。悪を倒し人間社会を守る英雄の物語だ。

阿寒温泉村にあるアイヌコタンにたくさんの民芸品の店がある。特に目立つのはフクロウと熊の木彫り。フクロウはアイヌ人にとって神の鳥。この鳥はヨーロッパでも知恵の鳥だ。なぜフクロウが「神」になるのか調べてみたい。

杉野さんとブッチャンが交互にハンドルを握り、いっしょに行った5人の中高年者は車中ゆっくり。走行距離は1100キロになったという。
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