学校がどんどんひどくなっていく?

先日の合同教研集会で、教育相談活動をしているU先生のレポートに驚いた。そのいくつかを紹介しよう。

◎ 小学校3年の女の子の場合。年輩の男の担任が子どもたちを「バカ」よばわりして多くの親たちも困っている。子どもも学校に行きたくないという。相談員は、親たちと連携しあって、教頭と相談してみたらどうですか。そして校長と話し合う機会をつくってもらうことです。それがダメならまた連絡してください、と言ったとのこと。

◎ 中学校時代は成績トップでも、いわゆるレベルの高い高校にいくと、英数国のテストで300人中200番になった。部活もやめ、塾通いもさせて成績アップを取り組ませているが芳しくない。相談員は、成績だけがすべてではない、ことを親は理解して、子どもを信頼し、愛していることをしっかり伝えて下さいと言う。

◎ 教頭先生が、校長からのいわばパワハラ攻撃を受けて辞表を出したいという。相談員:道教委でもパワハラセクションがあるから、そこで相談し、辞表は思いとどまって下さい。

◎ 体育の時間に、所定のシャツを忘れたのでジャージで練習をしていたら、体育の先生からたくさんの生徒の前で「何だ、その格好は!」と怒鳴られた。娘は学校に行きたくないという。相談員:怒鳴った先生に謝ってもらうようにしましょう。※ 各学年に「怒鳴り屋」がいるのだそうだ。

札幌でも、いわゆる不登校を含めた「問題行動」が増えているというが、このバックグラウンドの一面を知ることができた感じだ。
大阪の教育が(もし今議論されている「教育条例」が成立すると)どういうことになるか、心配だと記したのだが、札幌(道内)でも人ごとではない。子どもたちが可哀想だ。
 

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