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日記 … Kametarou Blog
大阪の民意
大阪維新の会の候補者2人が圧勝した。「既成政党」のリーダーたちもこの教訓を冷静に見る必要があるのではないだろうか。
現状の鬱積した人びとの不満と不安。これをなんとか打開したいという一般の人びとの気分が、2年前の民主党による「政権交代」を実現させたが、これに続いて維新の会の勝利をつくり出した。大阪市民の投票率もアップした。それは政治的な関心が高まったことでもある。
「現状を変えたい」「なんとかチェンジをつくり出す人を選びたい」という声だ。民主党政府は、この声を一身に体現したが、この希望をキャンセルしてきた。しかし橋下氏は、それなりに自己の目標を推進するだろう。結果がうまくいくかどうか、は分からない。少なくともあの教育基本条例が成立して教育がうまくいくはずがないと思う。大阪の未来の学校教育が遅かれ早かれ(あの条例下では)暗くなることははっきりしている。
既成政党は、現状をどう打開しようとするのか。例えば共産党的な政治方向もやはり大きな改革をめざす。しかしこの方向は一般の支持を広げることは難しい。しかし維新の会的なドラスティックな改革方向は支持される。
ある面では危険なファシズムの傾向すら感じるのだが、また反面国民の政治的関心の程度の高さも知ることができる。こういう国民の現状打開したい要求をしっかり受けとめて政治路線を示す力をどこが出せるのか。日本の民主主義が今問われている。国民の意識を担って、打開の展望を示すのは、維新の会的な勢力が行うのか、それ以外の政治勢力が提起するのか、心配ではあるが興味が深い。
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