岸田首相のインド訪問と藻岩山の平和の塔

岸田首相が今日インドを訪問し、モディ首相と会談し、この5月に広島で開かれる「先進7か国首脳会議(G7広島サミット)」の拡大会議にインドなど含めた拡大会議にしたいという方針を決めたという報道がある。今、記したいことは、このサミットのことではなく、インドの首相といえば、私たち戦後第一期生世代(1945年から60年ころまで小中高校大学期だった者というような意味で)にとっては、世界平和共存の先兵だった人にインドのネール首相がいた、ことを思い出すのではないだろうか。インド独立のリーダーだった一人がガンジーであり、彼に次ぐリーダーがネールだったと思う。

私がネールを思いつくのは、年に何度か札幌の藻岩山にロープウエイを利用して山頂にいくことがあるのだが、そのロープウエイから眺める一つが途中眼下にある「平和の塔」だ。このとき、スピーカーからの説明で、この「平和の塔」には、インドのネール首相から贈られた「仏舎利が奉納されています」という一節が印象的だ。

仏舎利というのは、仏教の開祖仏陀(シャカ)の遺骨の一部だ。これが札幌藻岩山の平和の塔におさめられていることの意味は非常に印象的だ。
しかし、ここでいう仏舎利が本当に仏陀の遺骨の一部か、といえば分からない。分からなくても「そういうことだ」としておけばいい、といえばそれでいいのだが、このロープウエイの箱の中で聞く話が気になるものだから、「本当か? 本当ならスゴイものだ」と思って…。
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