てんぱっていきまっしょい。

国内旅行をこよなく愛する人間の日記です。でも最近は出かけてないよねぇ。(現在コメントは事前承認制にしています。)

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2022年01月18日 | Weblog
システムエラーばっか起きてなかなか見られない状態で

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わげもん~長崎通訳異聞~第1話:父を探して3

2022年01月18日 | わげもん~長崎通訳異聞~

突如鳴り響いた大砲の音に、騒然となる長崎の町

置屋(柳屋)に居候の男:神頭有右生(こうず ゆうせい)髙嶋政宏は、物見遊山とばかりに様子を見に出かける。

この日、突如長崎湾に現れたのは国交を結んでいないアメリカの軍艦。プレプル号であった。
囚われている捕鯨船漂流民16名の引き渡しを要求してきたのだ。
奉行所では、長崎奉行:井戸対馬守覚弘(いどつしまのかみさとひろ)石黒賢 が、なぜ長崎に乗組員がいることに気づいたのかと長崎奉行所の船掛:白井達之進(しらい たつのしん)宮川一朗太 に尋ねるが、先方はそのことについては口を割らないらしい。

この当時の長崎には、ラナルドとは別にアメリカ国籍の捕鯨船ラゴダ号から漂流した人々が、桜町牢にいた。

対馬守:直接引き渡すことはならん。わが国では、オランダ国以外とそのような取引を許してはおらん。船をこれ以上港に近づけることもならんっ!

井戸家の家老:周田親政(すだ ちかまさ)武田鉄矢らの前で、そう申し渡す対馬守。

アメリカ船の船内

白井:ただいま江戸表に処遇を問うているので、それを待て。

通詞の森山栄之助(もりやま えいのすけ)小池徹平 が、英語でアメリカ軍官プレブル号艦長:ジェームス・グリンに通訳する。
艦長の「いつまで待てばよいのか。」とう言葉を和訳すると、「待てばよいのだ。」というだけの白井。
艦長は苦笑いをし「我々に知られては不都合なことがあるのか。」という。

わが国では、貴国が抑留した漂流者を虐待し、死に至らしめたとのうわさも流れている。

白井:そんなことはない。抑留者2名が当地にて死亡した。だがそれは病で・・・。我らは手を尽くした。

二名、では当地にいるのは14名ということか。

白井:そうだ。

だが、奉行所に戻るとオアフ島出身の1名が行方不明であると知らされる白井。
牢内での暴虐に堪えかね、脱走したのではないかというのだ。
牢の床には穴が開いており、そこから脱獄したらしい。
牢番は手分けして探していたといい、報告があげられていなかった。
アメリカ側には14名と説明しているため、大騒ぎになる。

蘭通詞会所

稽古通詞:杉原敬生(すぎはらけいしょう)重岡漠 が通詞の長(大通詞)である父親:杉原尚蔵(すぎはら しょうぞう)矢島健一 相手に何かを見せている。
息子をお供に何処かへ出かけようとしているようだ。
もう一人の大通詞:大田崇善(おおた そうぜん)本田博太郎 と出くわすが、あまり二人の仲は良いとは言えないようだ。
どこへでも息子を連れて行く杉原を、太田はくさしている。

そこへ、通詞だった父親の失踪の謎を追って江戸からやって来た青年:伊嶋壮多(いじま そうた)永瀬廉 がやってくる。
通詞の会所に来れば、父親の手掛かりがあるかもしれないと思ったからだ。
周吾」という父親の名前を聞いた途端、少し困ったような顔で「知らん」と言われてしまう。
調べて欲しいと頼んでも、どうにも取り次いでくれない。確かに母親から、父親が長崎で通詞をしていたと伝えても

「周吾」ちゅう通詞は長崎にはおらん。帳面にもそがん名はなか。

そう言って冷たい扱いを受けるのだった。

長崎奉行所

その頃、奉行所では白井が対馬守に牢から一人の乗組員が失踪していることが伝えられていた。
14人の乗組員を返さなければ、相手方が砲撃も辞さずと脅していることも報告している。
時間を稼ぐことにした対馬守。家老の周田も「江戸の判断を待つよう伝えろ」と白井に命令を下した。

柳屋で眠っているカイを見守る壮多。
昼間の会所での出来事に気分が重くなり、神頭が食事を持ってきてもぼんやりしている。
神頭が持ってきたアガリと称する食事は、カステラにパン(ボーロ?)。豚の角煮やエビなどのさまざまなおかずが盛られた皿もある。
そのアガリの元は、芸妓たちの外国人への手紙を代筆したことへの手間賃らしい。
オランダ語の手紙を、出島の商館員に渡しているそうだ。
彼女たちは鑑札なしで、出島も唐人屋敷も出入勝手(フリーパス)舌も肥えているからウマイ料理もよく知っていると
神頭はウハウハしている。
成り行きなのに世話になって申し訳ないと、恐縮する壮多に「そうやって出入りする奴は多い。君には何も教えていない。」と言い、自分のことは、先生ではなく「神頭」でいいという。

初めて口にする長崎の料理が、おいしくて驚く壮多。
神頭はトリ -久保田紗友 から聞いたのか、壮多が父親を捜して長崎に来たことを話題にしていた。

母親から、父は通詞であると聞いていたがそれはカタリだったようだと話す壮多。
通詞会所にそのような男のいた記録はない。どこを周ってもそんな男はいない。
住んでいた長屋でも、ある日突然消えたままだと。

懐から、あの手帳を取り出す。

俺と母親は、父に捨てられたんです。

神頭は、手帳を開いてみるように壮多に指図する。
カタリとは思えんがな。よう記してある。

壮多から手帳を手に取り眺める。
その手帳は、蘭語を学び始めた頃母から渡されたものだという壮多。

あるページには

己のことばを捨てよ 周吾

そう書かれていた。
塩頭に意味を聞かれても、分からないと首を振る壮多。
眠るカイを見つめ、彼は逃げてどうするつもりだったのだろうと言う。

枕元に置かれた帽子は、塩頭によると「ファザーのもの」とカイが答えていたらしい。

ファザー・・・。

父親っていう意味だ。
会いたいんだろぉ、父親に。

翌日。柳屋の女将:しず(紅壱子)の元に、同心:滝口修二郎(たきぐち しゅうじろう)平山祐介 と栄之助がやってくる。

お役人さまがこげんところに、よかとね?(ニヤニヤ)

お役目でな。

どうやら、牢屋から逃げたカイを探しているらしい。

奥では、塩頭と彼にオランダ語を教わる芸妓たちがいた。
座敷の戸の隙間から、滝口を見かけた壮多は急いでカイを何処かへ隠す。

塩頭に、異国のケガ人を手当てしなかったかと尋ねる滝口。
ケガ人はいくらでも見たが、異国人は一人も診ていないと答える塩頭。
家探しを始める滝口。
奥の襖を開け、大きく膨らんだ布団をめくると・・・。

壮多が出てきた。

彼を見かけた栄之助が、ここにいるのかと驚く。
女将のしずに、港の仕事を世話してもらっているという壮多に、滝口が知り合いなのかと尋ねる。
カイの帽子が残っていたのだが、壮多が「粋でしょ、これ。被ってみます?」と滝口に渡そうとするが、埃まみれの布団から出てきた壮多の帽子を、いらんいらんと断る。
それではと押入れを開けると、そこにあったのはカイではなくこれまたホコリだらけの布団の山が崩れ落ちてくる。
堪らず出て行く滝口。
栄之助と壮多が知り合いだったことを知った塩頭。
壮多が父親のことを尋ねたが知らないと言われたことを伝えると、「力になれずすまない。」と詫びる。

おまえの父親は通詞だよ。

塩頭は、栄之助の前ではっきりと壮多に伝える。
滝口がもし異国のケガ人を見かけたら、連絡するようにと伝える。

その人が何か・・・。

滝口:いやたいしたことじゃないんだ、ただかくまってる奴がいるとタダじゃすまなくなる。
そういって、扇子で首をはねる仕草をする。

滝口:知り合いの晒し首なんざ、見たくねぇだろ。邪魔したな。

先に座敷を離れる滝口、去り際に栄之助が塩頭に話しかける。

英語んほが得手ですか?
さっき、きれいかお姉さんが、蘭語のフッタをグッタて言いよりました。
英語の癖が強か。

滝口に呼ばれ、栄之助も帰って行く。

先ほど滝口が開けた押入れ、下段の奥からカイが出てくる。
カイに父親の帽子を被せる壮多。

出島の下僕が一人消えただけで、なんで通詞まで駆り出される。
塩頭は、どうも様子がおかしいと感じるのだった。

本日はここまで

先日も描きましたが、外国との貿易が盛んにおこなわれていた長崎。
カステラのような砂糖をたくさん使うお菓子も登場しましたね。

そして、高浪様曰く
長崎空港等の売店では、切り分けられたカステラも販売されていますが
作っているお店によっては

切り口から乾いてしまうので、うちは切り分け販売しません( ー`дー´)キリッ
って、「一人分ずつ切られていないカステラを販売するお店」のカステラもあるそうです。
長崎のカステラは分担で作らず、一人の職人さんが全行程を担っておられるので
職人さんによってカステラの味が変わる。ともお話しされ
就職試験が腕立て伏せだったカステラ店もあったらしいですよ。
長崎のカステラと書きました。
電話はイチバンのお店は、同じ店名でも広島から向こう(東)のカステラは、製法が違うそうです。
この
アツい長崎カステラ推し 長崎が近い話のひとつとして書かせていただきました。

今はどうなんでしょうね。確認しに行きたいなぁ。

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