かみなり

心臓に人工弁を、耳に補聴器をしている昭和23年生まれの団塊世代です。趣味は短歌です。日々のよしなしごとを綴っていきます。

天皇陛下は特別なご存在

2019-05-14 18:45:53 | ブログ記事
であられますから、
国民から尊敬され、特別な待遇が保証されていられるわけです。

皇族の方々も、これに準じると思います。

だから、国民は国税を差し出して、その生活を支えさせていただいているのです。

逆に言わせていただければ、
特別なご存在であられるから、
世間一般の私達のような自由はないということになると思います。

その代わり、お住まいの確保をはじめ、生活の全てが保証されていられます。

で、自由がないということは、どういうことかと申し上げますと、
一つには政治的な発言権を持てないということでございましょう。

これは立憲君主国として守っていただかなくてはいけない掟のようなものと存じます。

その国の憲法から鑑みますと、
実は、今回の譲位は憲法違反であるようでございます。

もちろんご高齢の陛下に、
これ以上ご公務を続けていただくことは、
国民としても忍び難い面はございました。

が、そのために、摂政という制度がございました。

本来なら、このたびの譲位はなさらずに、
天皇陛下になられた徳仁殿下に摂政をお任せするという選択もおできであったかと。

が、上皇陛下は敢えて生前譲位という選択をなさいました。

多くの国民は、単純に、改元、改元と無邪気に喜んでおりますが、
本当は、それほど喜ぶべきことでもないかもしれません。

改元されまして、
今まで、様々な批判を受けておいでであられた新、天皇陛下、特に皇后陛下には、
そのご実家がらみの疑惑もございました。

ところが、改元というお祭りに、すべて水に流されたごとく覆い隠されてしまいました。

だけならまだしも、
今まで、ご病気の皇后陛下の肩代わりを務めてこられた秋篠宮ご夫妻へのバッシングは
日増し強まっているようでございます。

それに呼応するかのように、
愛子内親王を天皇にという声が強まってきております。

これは、知る人達の間では、
特定の宗教団体の人たちが後押ししていることが判明しております。

現在、愛子内親王を天皇にと高いパーセンテージで支持されているという
まやかしのネットニュースが流されておりますが、
われわれ国民は、こんなフェイクニュースに惑わされてはなりません。

おりしも、
秋篠宮家の眞子内親王が
アメリカの西海岸で小室圭氏とデートするとかいうニュースも流されておりますが、
これが本当であるのなら、眞子内親王にも申し上げたい。

国民から特別な待遇を受けられている皇族方には、
世間一般のわれわれのような自由は存在しないということを。

自由がないという、そのことだけを捉えますとマイナスイメージですが、
皇族であられる特権は、非常に恵まれたものであることは論を俟ちません。

その特権は、皇族という身分の上に成り立っている特権と存じます。

将来ご結婚なさる内親王と言えども例外ではございません。

ご自由になさりたいと言われるのでしたら、
皇族の位を捨ててからになさってくださいませ。

皇族のご身分のままで評判のよろしくない男性とデートするということは、
日本の国を貶める行為でございます。

それだけ皇室という存在は、日本の国にとって大事なものだということを、
この機会に、内親王様方にもお考えいただきたく。

まさか眞子様が、こんな辺鄙なblogなどごらんになることはないと存じますが、
私は、一国民として、声を上げさせていただきたく存じます。


コメントについて追記

2019-05-14 10:44:14 | ブログ記事

昨日は、昨日いただいたコメントについて記事を書きましたが、

追記しておきたいことを思いつきましたから、書きます。

この方もそうでしたが、以前いただいたコメントでも、

「これは公開しないでください」というのがありました。

いずれも女性の方でしたが、

しかし、よく考えてみれば、

いただいたコメントを公開するか、しないかは、指図してほしくないというのが、

このblogの管理人の私の気持ちです。

なぜなら、このblogは私のものだからです。

ですから公開するのが不適切であれば、公開しませんし、

逆に公開しても、何ら問題ないコメントにつきましては、

今後は、私の一存で決定したいと思います。

でないと、誰のblogかわからなくなってしまいますから。

もちろん、公開してほしくないというご要望は、最大限、考慮いたしますが、

しかし、あくまで、その決定権は私にあるということは、

この場ではっきりさせておきたいと思います。

以上のこと、今後コメントくださる方にはご了承いただきたく。


大正時代の毒婦、伊藤野枝

2019-05-14 04:22:34 | ブログ記事
NHKBSで「バカリズムの悪女伝説」という番組で
関東大震災のときに思想家、大杉栄とともに憲兵に虐殺された伊藤野枝を取り上げると知って録画しておいた。

伊藤野枝のことは、むかし文芸春秋だったと思うが、
瀬戸内晴美が『美は乱調にあり』という小説に書いていたのを読んだことがある。

今回のこの番組も、瀬戸内寂聴氏が進行役であった。

瀬戸内寂聴氏は伊藤野枝の生きざまにぞっこんである。

伊藤野枝の何がすごいかと言えば、
あの時代に不倫をものともせずに自分の思うように生きたその強さであろう。

伊藤野枝は親戚の援助で東京の女学校に遊学させてもらうのだが、
卒業してから親の命令で結婚させられたのに
婚家から出奔して女学校時代の憧れの恩師の家に飛び込むのである。

恩師の辻潤は当時女学生に人気の先生であったらしい。

その先生のところに行って、その恩師を陥落させるのである。

垢ぬけない田舎娘の伊藤野枝のその行動も驚きであるが、
彼女は、その後、無政府主義者、大杉栄と恋仲になり、
子供まで成していた辻潤を捨ててしまうのである。

大杉栄もモテ男だったらしく、
伊藤野枝とそういう関係になったとき、
当時大杉栄の恋人だった神近市子に大杉栄が刺されてしまう。

大杉栄には当時妻もいたというから、呆れる。

同棲を始めても、大杉栄は伊藤野枝に、
伊藤野枝ひとりが彼の恋人ではないというようなことを言ったらしい。

伊藤野枝は、それには納得しなかったという。

伊藤野枝は、大杉栄との間にも5年間に4人の子を成している。

伊藤野枝は野生児であったから、その子育ても野性的であったらしい。

赤ん坊がおしっこをしたオムツも洗わずにそのまま干してまた使ったりするから、
家中悪臭が漂っていたという。

大杉栄と同棲しても、経済的に逼迫していたから、
伊藤野枝は実家のある福岡県糸島郡今宿村に大杉栄とともに帰省していた時期もあったらしい。

そのとき、親戚の人が見た話では、
オムツの洗濯の時間も惜しんで本を読んだりする伊藤野枝であったから、
見かねた大杉栄が大きな体を折って、おむつの洗濯をしていたという。

あの大杉栄にオムツの洗濯をさせる伊藤野枝もすごいが、
彼女がすごかったのは、夜の生活であったらしい。

当時の憧れのインテリだった辻潤が伊藤野枝に夢中になったのも、
伊藤野枝のこの夜の生活の故であったという。

とにかく子育てにしろ、夜の生活にせよ、世間の道徳など糞くらえの女であったから、
あれほど世の男を夢中にさせたのか。

現代のわれわれが聞いても驚く話ばかりであるが、
当時も、どうして田舎娘の垢ぬけない彼女がそれほどモテるのか、
女性たちの間では侃々諤々であったらしい。

そのやっかみもかなりのものであったと。

最後は憲兵に惨殺されて28歳の生涯を閉じるのだが、
それも見方に依ればカッコよくないこともない。

女ざかりのまま死ねたのだから。

だから、今でも語り草として彼女の生きざまは話題にのぼるのであろう。

最近、獄中結婚した現代の鬼女、木嶋佳苗も垢ぬけない女性らしいが、
男性を惹きつけてやまなかったこの伊藤野枝と、どこか通じるところがあるだろうか。

 *

☆みかけではあらぬ女の魅力など考へさせる鬼女伊藤野枝

☆大男大杉栄に洗わせし赤子の襁褓(むつき)はためきし空

☆金盥つかひ作りしすき焼きを食べさせられし平塚らいてう

☆伊藤野枝つくる料理に恐れなし逃げ出したとふ平塚らいてう

☆七十を超えて羨(とも)しく思ふのは花の姿で殺されし人