夫も今年の誕生日がくれば後期高齢者の仲間入りをする。
が、相変わらず多忙で年中バタバタしている。
暇な時間を持つことが悪であるかのように・・・。
仕事は現在ほとんどないらしい。
が、テニスに週3回は行くし、
また新たなカルチャーの申し込みもして行き始めた。
運動をするのは身体にいいし、
年取っても向学心を失わないのは立派なことだ。
が、常に家にいる私は、もう少し夫にも家にいてほしいと思うこともある。
夫が家にいるのは、仕事をしているときだけだから、
たまには話もゆっくりしたい。
勢い話をするのは車の中だけということになる。
が、これは高齢ドライバーにはしてはいけないことだろう。
ただでさえ認知能力が衰えてきているのだから。
こうしてすれ違いの生活をしているが、
私の難聴が進んだため、夫が苛立つことも多くなったような気がしている。
夫も、もう少し気持ちを落ち着かせてくれたら、
私が難聴でも、もっと私と向き合うことができると思うのだが、
これは贅沢な悩みであろうか。
私も夫がいればいるで、食事の支度の休み時がない。
ゆっくりできるのは夫の留守のときだけである。
だから「亭主達者で留守が良い」なのであるが、
しかし、あと何年こうして一緒に暮らせるかわからないのだから、
もう少し落ち着いてほしいと思う。
食事も、ただ慌ただしく食べるだけでなく、
もう少し食事や料理に関心を持ってほしいし、
願わくば、毎回作っている私の労もねぎらってほしい。
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☆降りてきて直ちに食べて飛び出せる夫に妻のわれは何者
☆気が立てば突如怒鳴れる夫かな妻は怒鳴られ心を壊す
☆心では愛してくれてゐるらむと心なだめて皿洗ふ妻
☆勉強が好きで仕事の好きな人テニスも好きで女も好きで