馬鹿なことは言わないでください。
私は、最近は、朝ドラは見ません。
何故かというと、時間の無駄に思えるからです。
テーマ音楽から始まって前回のストリーの説明部分みたいなのがあって、
それからやおら始まるドラマは、どうも間延びしていけません。
内容的にも結末の見えてしまうようなドラマが多いと思います。
私の夫も定年退職した当時は朝ドラを見ることもありましたが、
最近は見ていません。
やはり私と同じように感じたからではないかと思っています。
それなのに、
今日の新聞の読書欄に、
「朝ドラ」を見なくなった人は、なぜ認知症になりやすいか?
という題名の本を見つけたから驚いたのです。
私に言わせれば、
ああいう内容の薄い?ドラマを漫然と見ているほうが認知症になりやすくなるのではないかと思われます。
まあ続けて見ていれば、それなりに山場もあって面白いですし、
ほろりとさせてくれる場面もあります。
が、
毎朝、毎朝、朝ドラの始まる時間に合わせてテレビの前に座るのは時間の無駄のような気がしてならないのです。
ネット社会になってから、
われわれのような老人でも、
旧来の受け身だけの受信では物足りなくなっている昨今、
あの平和的な朝ドラに時間を取られることはもったいないと思えるのです。
「平和的」というと語弊がありますが、
当たり障りのない内容にすると、そういうことになると思います。
朝のあの時間帯は、年齢的にも誰が見るかわからないから、
当たり障りのない内容にすることは必然かもしれません。
が、それがドラマをつまらなくしている遠因かもしれないというと言いすぎでしょうか。
まあ好きな人は、今後も、ごらんになればいいと思いますが、
私は、もう卒業しました。
世の中には私のような人もいると思うのに、
この本の著者の方は考え方が偏っていられるのではないでしょうか?
奥村歩さんという方が、どういう経歴の方かは存じませんが、
こういう間違った思い込みをする奥村さんこそ、
認知症の心配をなさったほうがよろしいのではないかと、私は思いました。
失礼の段はお許しくださいませ。
*
いま、読者の方が奥村歩氏は認知症の権威と教えてくれました。
本の内容も、私の早とちりのようでした。
毎日欠かさず朝ドラを見ていた人が見なくなって、何事にも興味をもたなくなったら、
認知症を疑うということらしいです。
そういえば、
映画好きだった義母も認知症になってからは全然見なくなっていました。
内容が理解できなくなるからでしょうか。