相模原市のカヌマミュージックスクールです。
9回目のテーマは…前回の続きです。
ロングトーンを上手にに歌えるようになると、
一曲の3分の1のことばがしっかりした声で
聴き手に伝わります。
ロングトーンの扱い方を知らなければ、
いくら声の出し方としての発声を習ったところで、
ロングトーンの度に、声はたよりなく(裏声っぽく)
口の中でこもる(音程が不安定になります)か、
逆に力んだ声(のど声)で乱ぼうになります。
要は発声が役にたちません。
歌い手がことばをしっかり使えれば、
そのことばはしっかりした声として聴き手に伝わるのです。
もちろん、発声練習で声をきたえておくことは不可欠ですが...。
カラオケをTVの画面に出てくる色変わりの歌詞を追いかけて
歌っているようでは、ことばにメリハリがつかず
一本調子になるのはいたしかたないことです。
せめて語尾を含むロングトーンの言葉はチェックし、
子音に力を入れず母音を響かせてクレシェンドで歌ってみて下さい。
次回は“音痴とは”です。