相模原市のカヌマミュージックスクールです。
10回目のテーマは…
“音痴”です。
私の体験談から“始めたいと思います。
小学生の頃は音楽の時間が大嫌い。体育が大好きな子供でした。
野球ばかりしていました。
ある時 音楽の時間に、一人一人校歌を歌うテストがありました。
自分は音痴だと思っていたので、皆で歌う時も声を出さず歌っている
ふりをしていました(以前クラスメートから音がはずれているよ
と言われていたので)が、この時だけは逃げられません。
開き直りました。
どうせ下手なのだから、思いきり声だけは出してやろうと。
全員歌い終った後の先生の評価。
ものすごく褒められました。
もちろんクラスにはピアノを習っている子や、歌が得意な子はたくさん
いましたが、なぜか私が一番褒められたのです。
私の歌は音程ははずれていたでしょうし、テンポもズレていたでしょう。
でも先生は間違えまいとか、うまくやろうというのではなく、
大きな声で堂々と歌いきったという点を評価してくれたのです。
(その割には通信簿は上がりませんでしたが)
それから歌が好きになり、歌うことが好きになりました。
歌うことが好きになれば、何か楽器もやりたいと思うようになり、
中学の頃はドラムを叩いたり、ギターを弾くようになりました。
音痴だから歌えないと思っている方、尻込みせず、
まず声を出してみましょう。
歌ってみましょう。
声を出すのがこんなに楽しいことなんだときっと思いますよ。
そして慣れることで苦手意識も次第に解消していきます。