うさぎとかえるの里

鳥獣戯画をこよなく愛する自分の日本文化や日常に関する想いをつづります。

日光~慈眼堂~

2009-05-13 22:36:15 | 旅行・参拝
ここは今回が初めて。
天海大僧正のお墓です。

三代家光公が天海を非常に慕っていたそうですが…
家光公の廟所、大猷院のすぐ横の「立ち入り禁止」の札のところから
登り始めます。

入口が明示されていないので分かりにくいのですが
受付は大猷院の受付と同じ所で…



すべる!危険!…みたいな表示がありますが、
見事に苔むした石の坂道。

雨のあとだったので結構スリリングなひとときでした(^^;)
いえいえ、雨の後だからこそ、苔が青々としてきれいでした。



途中に泣き地蔵の石造。
全てが苔むしていて時の流れと静寂を感じさせます。
石楠花の桃色が緑の世界に映えてとても素敵!
…とはいえ、今回の写真はすべて露出オーバーなのか
白っぽスギ…orz



さあ、来ました!
慈眼堂!
案の定、私以外誰もいません…。
東照宮の方は、観光バスが何台も止まって賑やかというのに
ここはまるで別世界…。



堂を回りこんだ裏側に、慈眼大師天海の墓石塔があります。
石仏に囲まれていますが、拝観案内によると六天部とのこと。
本当に静か…



今回の参拝に当たって、おおかた慈眼堂に人の気配がないことは
予想していました…

しかもお墓…

こういうところが大好きな割にはかなりの怖がりな私。
実は天海大僧正ということで縁のある比叡山のお守りを持参し、
塗香も携行していったのですが…

全くもって必要なかった気がします。
そこにはむしろ神気が満ちている気がして、
とっても落ち着く感じでした!

日光全体が風水とかいろいろ土地の力を活かしている場所なので
ここもきっと気がすごくいいんだろうなぁと思いました。

近くには、剣を持った護法童子的な石仏も…
いろいろ守られている気がします。

それにしても石仏が多いですね、このあたり。



じっくりと神気を吸い込んだところで
去りがたくはありますが、
再びツルツル危険な石の坂道を下っていよいよ東照宮です。
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