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ところが、人口は国力だと言いながら子供を産める環境はむしろ遠のいてしまった。産休を、育休をとれるのは公務員や大企業の従業員だ。保育料はどう工面すればいい。扶養手当で賄えるか。そもそも保育園がどこにある。
格差の根本たる給料はもう何年も上がっていない。非正規雇用のおばちゃんは定期昇給もない。「いやならやめてくれ」という無言の脅しのもとサービス残業は義務と化した。
こう言うと面白い反論が起きる。増税に反対していると錯覚したおつむの弱いのが自分こそたいした金も持たないくせに一様に経営者づらして反論してくる。不愉快なバカがいる。聞きたくない。大金持ちでもなく小金持ちでもないただの錯覚した貧乏人のくせに。金属音をあげて泣き叫ぶ。うるさい。
ニーチェはこれをルサンチマンと呼んだ。人気はなかろうがルサンチマンはぜひ理解してほしい概念だ。後日書く。バカと言われて気分のいい人はいない。敵と思う人以外をバカと呼んだりしない。じゃあ貧乏人といわれたらどうだ。人は当たっていることを言われると怒る。しかし心の中のイライラを我慢して客観的な判断ができるのが人間だ。バカ、貧乏、低学歴、そんなことに出くわすたび思考停止をしていてはならない。
素直になろう。僕たちは怒ったのだ。そしてまさにその格差を解消しますと言って登場したのが民主党だった。無駄を解消したら増税は必要ないといった。高速道路はただになるといった。公務員は削減するといった。国の出先機関はゼロにするといった。
今朝の朝日新聞の福岡版トップに公務員官舎の値上げはしないと出ていた。つまり破格に安い家賃を据え置くというわけだ。民主党。法整備が間に合わんとかグダグダぬかすな。公約と違おうが!
博多駅から9分のところだったら民間だと10万円/月はする。そこを公務員だというだけで3万で入れる。ここにすでに7万円の給料格差があるじゃないか。
まさにそれをなくすと言って多くの票を集めておきながらほとぼりがさめると自治労(公務員労組)の言いなり小僧になる。自治労はいいな。選挙がちかづくと何でも言い分が通って都心の新築マンションに3万円で住める。集票活動で脅すもんね。
国民は自民党を見ている。自民党と社会党との2大政党とのときに延延続いた妥協政治が再現されるなら国民はもう政治に何も期待しない。フラッシングした自民党頑張れ。
ファシズムが手ぐすねをひいて待っている。理念のない政策だけの政治は破たんする。橋下が国会で踊るようなことは防ぐべきだ。