濃厚接触しないために学校は休みになった。ぼくにはどうも安部のすることはあべこべだと思えて仕方がない。あべこべじゃないとでも言うのかい。
安部は、休校措置に対しこう言った。
「この一、二週間がヤマです」「ともにこの難局を乗り切りましょう」
根拠がない発言だったが、ほんとにそうなら様子を見ようかというところが大方の心情だっただろう。
冷静になると、いかに国民をペテンにかけているかがわかる。
あべこべ①
学校は休校になっても共稼ぎの子供は行くところがなく学童保育所に行く。そこでは教室以上の学年をまたいだ詰め込み状態であり、濃厚接触をしないなんてありえない。
低学年の子は学校にいようが家にいようが学童保育にいようがとにかく大人が常時見守っていなければならない。つまりどこにいても濃厚接触からは逃れることはできない。
子供を他人に預けて働くしかない社会を作っておきながら、今更会社を休めというわけか。そんなことしたら会社はこういう。
「あんた、ずーっと会社来なくていいから」
こういう実態を知らず、あるいは理解できず、または、何かしてます感を出すためのパフォーマンスとして、無駄なことをした。
子どもも母親もただただ困り果てた。人を困らせたという効果はあったが、コロナには何の効果もなかった。
あべこべ②
そもそも子供はあまり罹患しない、しても軽症だ。9歳以下の発症率は極めて低い。それよりも緊急を要するのは高齢者対策だ。遊休施設を利用して学童保育をするのではなく、学童の数百倍も発症率が高いご老人の安全確保に留意すべきだった。
あべこべ③
学校に行くなといわれた子供は街に出る。隔離性を高められた老人が退屈して原宿に行くとは考え難い。
感染症学会の中でもとくに政府寄りの忖度上手の御用学者は、バカ殿の思い付きに何でも賛成する。クルーズ船も感染拡大の前から洋上ビールス培養器になるというのは良心的感染症専門医が指摘していたところだ。常識だった。
後になってからは何とでも言えるという相当に能力のない人がいるが、お黙りなさい。クルーズ船の船室がビールスからの隔離能力がないということは事前にわかっていた。バカね。クルーズ船を設計するとき、防疫性を考慮するのか。さらには、二人部屋がどうして隔離部屋といえるか。
日本では帰国者に対しても二人部屋をあてがった。これじゃあ頭にくるのも当然だ。家に帰れば一人部屋だ。クルーズ船の独房よりも、お役所仕事の隔離ごっこよりもはるかに自宅の一人部屋が防疫性が高い人は多い。
オリンピックが延期になるや否や、数を抑え込む理由がなくなり一挙に患者数が増えたことに意図的なものを感じないかい、皆さん?
韓国に行けばぼくは田舎で海を見ながら隔離生活を満喫できるのにそれもかなわなくなった。ぼくは日本の超田舎に行って一人キャンプをした。今後もそうする。その様子は次回からの記事に書きます。
日本には、たとえ賢い選択を知っていてもそれを口に出す勇気がない人が多い。とくに学者、知識人。たいていは、その場を取り繕い、行き当たりばったり、パフォーマンスの人気取り。責任逃れを第一に考えちゃんと逃げ道を用意した表現で何の具体策もない日本のかじ取りたち。これじゃあ日本はコロナがなくても落ちぶれるね。
安部こべに言いたい。
テキトーに人の立場も理解できず、仕事はうちでしろとか、子どもは家にいろとかよく言うよ。それよりも、今どき能天気にコンサートに行きイベントで濃厚接触をする人たちに対し、「人が死んでいるんだぞ」「自分は発症しなくてもお前のそばの老人を殺す気か」と憎まれてでもそれら集会を禁じる勇気のある発言はできないのか。