引用
平成14年9月17日、平壌で行われた日朝首脳会談で、北朝鮮側は長年否定していた日本人の拉致を初めて認め、謝罪し、再発の防止を約束した。現在、日本政府は17名の日本人を北朝鮮による拉致被害者として認定しており(別添参照) 、そのうち5名については、平成14年10月15日に24年ぶりの帰国が実現した(御家族については、平成16年5月及び7月にそれぞれ帰国・来日)。残りの安否不明の方々については、平成16年5月22日の第2回日朝首脳会談において、北朝鮮側より、直ちに真相究明のための徹底した調査を再開する旨の明言があったにもかかわらず、長い間、北朝鮮より納得のいく説明がなされないままだった。(内閣官房)
上記が日朝間の拉致問題に関する交渉の経緯である。詳細は述べても本質に近づくことはできない。これで十分だ。だがここにあるのは交渉の流れであり、交渉を離れたところで両国がどんな政策をとってきたかについては一切ない。
北朝鮮の目的は明らかである。人さらいをしてそのさらったにまた人さらいをさせて、Nativeの日本語集団を作り朝鮮人に日本語を教え、国際テロ集団を作ろうというものだ。テロ犯は日本人に成りすます。金賢姫。
例えばフランス語はフランス人に習ったほうがいいか。ばか。何語であれ日本人が習うときは日本人からが良い。語学の常識だ。それをそこらのカルチャーセンターの感覚で、日本人をさらってきて朝鮮人に教えさせようとした。なんせ日本人なんだから日本語は上手だろう、程度の無教養丸出しで。
一方、北朝鮮側の感情も考えてみなければならない。人殺し国家であり人さらい国家なのだが、北からすれば、300万人も強制連行しておいて10人や20人拉致されたところで騒ぐ資格はない、という感情が根底にある。
だから、日本人拉致被害者の調査は、「してやっている」のであり、謝罪したのにどうして受け入れた後で因縁をつけるか、という意識だ。
とくに彼らは、南は米軍の後ろ盾で戦ったがわれらはソビエト兵と共に戦ったのではない。これだ。彼らを支えるプライドは。世界中でアメリカに勝った国はわが国だけである、と。
アメリカはイラクに侵攻するとき、多くの学者の警告にもかかわらずイラクの国内事情を一顧だにしなかった。(シーア派、スンニ派、クルド…) とにかく悪いフセインがいるのだ、と馬鹿の一つ覚えに終始した。北に言われるまでもなく、アメリカが侵攻したところは問題をよりこじらせて、当のアメリカは戦死者が増えるとさっと引き上げる。
北としてはそうなってはたまらんのだ。日本の低能は、アメリカのおかげで共産主義の侵略が防げたという。ほう。事実に基づけ。おまいらの好きな事実だ。思考ではなく事実。
アメリカが海外派兵をしたところはそのまま紛争地としていまだに人が死んでいる。共産主義がいつ拡大したか。ソビエト自体が消滅したのに。
北としては、任務を果たさない世界の警察官と四つに組んだという自信がある。さらには虫が良すぎる話しだが、日本と平和条約を結び戦争状態を終結しようという希望が金正日には確かに在った。金正恩にも最初はあったが、もう彼はあまりにも遠くに来てしまった。引き返せない。兄殺しは人民の心に刺さった。
日本はアメリカの意向を汲み、すすんで北と対峙しテロ国家の脅威を宣伝することで、票になることに気が付いた。「悪い北朝鮮、頑張る日本政府、かわいそうな拉致被害者」この便利な図式は使える。バカが食いつく。
そこで思いついたのが「対話と圧力」。朝鮮人を知らないからこんなことが言える。圧力の「あ」の字を出した瞬間、すべての交渉の成果は吹っ飛ぶ。
自分に置き換えてみろ。脅されて話し合いに乗るか。最後の一兵まで戦うぞ。
そうなったときを何というか。外交の敗北。もう絶対に拉致被害者は帰らない。