チョ氏は、文政権誕生直後から2年半も大統領府秘書室の民情首席秘書官を務めてきた人物。民情首席秘書官とは、政府高官の監視と司法機関を統括するポストで、政府高官や大統領の親戚など、権力層に対する捜査や、組閣のための候補者推薦と人事検証などを主要業務とするだけに大統領府秘書官の中でも大統領と最も近い関係にある。そのため、「政権のNo.2」と見る向きもある。
文在寅は、大統領就任時にこう言った。「五つの不正」の事例をあげ、この中で一つでも該当したら私は大統領を即座に辞任すると。(賄賂の授受、財閥との癒着、供応の授受、親族への特権供与、不正蓄財・・・)
また先日はチョグクを法務長官(法務大臣)に任命するときには、下記のように述べた。
国民を挫折させる既得権と不合理の源泉となる制度までも改革していきます。
高校序列化と大学入試の公平性など、機会の公平性を損なう制度からもう一度よく調べ、特に教育分野の改革を強力に推進していきます。
いみじくも日本では。
安部も同様のことを言った。モリカケ問題に関し追及をされると、一つでも私が不正に関係していたら即座に辞任します、と。ところがやめるどころか、安部はすべてに関係していたにもかかわらず、国家秘密法をはじめ国民の目と耳と口をふさぐ法整備をした。厚顔無恥。
それにとどまらず、一省の下部組織に過ぎない自衛隊を憲法に挿入するためいわゆる「法理」を無視し、9条改正を強行する勢いだ。そんなことしたら法体系が崩れる。じゃあなぜ警察は、海上保安庁は、・・・ すべて治安を維持していることでは同列である。なのにただ自衛隊のみを、戦力を武力と言い換え、戦争を有事と言い換えて平和主義をないがしろにし、憲法に明記しようとしている。極悪非道。
で、韓国。
文在寅が言った言葉が安部そっくりだ。「特に高級公務員に関してはこの五つの不正に一つでも関与したら即座にやめてもらう」そうだが、チョグクに関してはその「五つの不正」のすべてに該当している。
結論
ブログには卑怯者が多い。事実を並べ、人目を引くものを引用するのが多いが、あまりにも価値判断をためらっている、もしくはその能力がない。自分を安全圏に置き、面白く楽しいことしか興味と能力を向けない。バカの典型。
ぼくはいつも言っている。「事実はどうでもいいのだ」(ニーチェ) 仔細に及ぶことが真実に近づくことと思うのがバカの特徴であり大いに迷惑だ。「本質は事実には存しない」(からけん) 本質は事実相互間の関係を抽象することでしか生まれない。
おまけ
チョグクは近く検事たちを前に就任演説をする。この演説は慣例になっていて「法不阿貴」「縄不撓曲」という内容を述べる。
とくに二つ目が問題だ。「縄不撓曲」 韓国ではどんなポン助大学の学生も知っている。
墨がついた糸をバチンとはじく。
気持ちいいほどまっすぐの線
大工さんは家を建てるとき、墨糸と墨壺を使う。「縄不撓曲」の「縄」とは墨糸のことで、墨糸が曲がっていては家が建たないことから、都合のいいように法律の解釈を曲げられては国家は成り立たないこという。
チョグクは、いっ、一体、どの面下げて検事の前に立つというのか。