かんちがい

、かも知れないけど、思いついたことを書いていく、ヤマサキタカシの日記です。

昭和のA-BOY

2006年09月03日 | Weblog
今朝、バイトに行く前にテレビを見ていたら、最近の
秋葉原がどんな街になっているのか、取材した番組を
やっていた。

そこで、アイドルの追っかけをやっている一人の青年が
出てきた。
彼は1日中、アイドルの撮影会とか、握手会を何件も
ハシゴして、途中、間に合わないので会場と会場の間
を走る姿が映されていたのだが、

彼が、どこを走っているか何となく分かる自分がいた。

そう僕は、詳しいといってはおこがましいけれど、
秋葉原をそこそこ知っている。

今回はその言い訳をしようと思う。


最初に断っておくと、僕はアイドルやメイドには(あまり)
興味は無い。

僕は田町にある工業高校の電気科の出身である。
3年の時に、卒業制作というものがあって、僕たちの班は
オーディオアンプを作ることになった。
田町から秋葉原までは山手線で6駅なので、よく部品の
買い出しに出かけた。

一人秋葉原に詳しい友達がいて、彼について行きながら、
いろいろ部品屋さん巡りをした。
最初は、少し裏道に入ると、どっちが駅の方角なのか
分からなくなる始末だったが、何度か通ううちに、
位置関係が少しづつ、つかめるようになってきた。

秋葉原は当初は電気(器)街として知られていたのだが、
そのうち実質が電子街(ゲーム街ってこと)へと変化し、
今ではメイド街と化している。

そう、アナログな僕らは、昭和のA-BOYなのだ。
こういうと何かカッコいいでしょ?
実際高校通ってたのは平成なんだけどね。
ブログやってる時点でアナログじゃねーじゃん、
って感じだし。

まあ冗談は置いといて、卒業後も、エレキギターの
エフェクターを自作した時など、秋葉原にはお世話に
なることも多い。
ガンプラの聖地?みたいなとこでもあるし。

それにしても、トランジスタやコンデンサなど、電子部品を
バラ売りにする小売店が集う街など、世界に類例が
ないんじゃないだろうか。

そんな、オリジナリティあふれた電気街が、メイド喫茶に
押されても、消えずに残っていってほしいと思った。

ちょっと無責任な希望だけど。