鳥!連続写真!掲載中!

近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

植物細密画の鑑賞

2017年06月09日 00時00分01秒 | 紹介

 相模原市緑区は区政が敷かれてから数年たつが、感覚では区を意識するまでに入ったっていない。以前は多摩区に所属していた場所が、突然麻生区に変わったといわれても、多摩区と麻生区の境がどこになっているのか、慣れるまでは時間がかかる。今回、川尻といわれるとわかるが、緑区久保沢といわれても見当がつかなかった。もみじホール城山という公共施設が会場となり、植物細密画の二人展があるとの情報は、何度か群馬県みなかみ町に在住していた埴先生のご自宅へご一緒した方で、女房の参加する山歩き会のメンバーであった。

 

 植物の知識が豊富で、詳しい方である。以前から植物細密画を描くことは知っていたが、作品を見たのは今回が初めてである。会場までは自宅から車を使ったが、カーナビに住所を入れると中央高速を使う案内があった。時間にして1時間である。途中までは問題なく走行したが、会場に近づくにつれて、高速道路網が新設されていて、カーナビの画面に表示されなくなった。自車に積んでいるカーナビの地図情報が間に合わなかったのか、迷子になってしまったが、高速の出口の案内が不適切で音声認識も機能しなくなっていた。結果はしばらくして川尻に向かう道路を走っていたため、会場に着くことができた。

 

 地図情報と、カーナビの難点といえば、道路上の位置は静止衛星とのやり取りで位置を把握できるが、地図が更新できていなければ、道路のない山の中や田んぼの中を走ることになってしまう。これではカーナビの役目は果たすことができない。この問題は、ディーラーの責任ではないし、道路整備の情報に合わせることは当然であるが、この変更は追従を行うことも難しい。全国的に見ればどこかで工事が行われ、常に変化している。カーナビはそのことを利用者が理解しておく必要があるわけである。

 

 さて、植物細密画は水彩画の範疇であるが、ある程度、デフォルメも許されるようで、しかし、忠実にデッサンされ、加色されている。額に入ると一層引き立つ。ギャラリーには見学者はほとんどいなかったが、おかげで、十分堪能することができた。描く対象は何でもよいが、作者によると1年を通じて観察されたものがほとんどのようで、植物の一生を画用紙一枚に濃縮されているといっても過言ではない。写真では一瞬をとらえることが多いが、細密画は生長のプロセスを表現する、気の長い、なおかつ、繊細な表現力が求められるようである。趣味の世界であるが、芸術品といってもよいと思われた。


茶箱

2017年06月04日 00時00分01秒 | 紹介

 庭先にあまざらしとなった茶箱をごみとして出すため、分解し、電動のこぎりで細分化した。この茶箱は父親が昔、引っ越しで使ったようで、蓋の部分には洋服と書かれ、苗字が記載されてあった。戦後のものと思われるが、すでに70年が経過している。茶箱の内部は亜鉛か錫引きの薄い金属板が張られていた。茶箱は、防湿性に富む杉板製で、竹釘で板を合わせてあり、釘で固定してあり、板の継ぎ目は和紙が張られていた。倉庫におかれていたが、腐葉土や石灰、合成肥料保管用に使っていたものである。最後は犬小屋に変身したが、成犬になるとちょっと手狭であったため、新たに犬小屋は廃材を使って作り、茶箱は必要なくなっていた。

 

 新築の住宅に入居したころは、近所に茶葉と海苔を売る小売店があった。母親から言われ、年に何度か茶箱が販売されるので、それを購入した覚えがある。海苔も当時は茶箱を使っていたのか記憶はないが、茶葉と海苔は相性が合うのか、同じ店であった。

 

 最近になり、日本茶を楽しむ外国人が増えたようであるが、古くから我が国の輸出品の一つに茶葉があったようで、船で輸出するため、防湿性が求められたのかもしれない。最近は木製の茶箱を買うようなことはなくなったが、簡単で密閉性が高い安価なプラスチック製が主流となった。透明性が受けていて、内部に何が入っているのか蓋を外さないとわからない茶箱は嫌われてしまった。

 

 日本茶は流通するのに小分けされているし、高価な品である玉露などは、容器も密閉されている。また海藻についても同様に密閉(真空)は容易にできるため、茶箱は輸出には向かない。包装材や容器の革命が起こったせいで、昔ながらの万能タンスは姿を消したのであろう。

 

 70年の茶箱の利用は生活用品の収納場所として重宝してきた。その主たる理由は、資材の少ない中で、安くなおかつ防湿性を高めるための工夫がされていることである。密閉容器は、内側に亜鉛や錫メッキをした金属板貼りだけではなく、和紙で板の継ぎ目を目張りすることと蓋に工夫がされていて、外側に蓋が木箱を覆うように框(かまち)をつけていることである。これによって、蓋が隙間を埋め、容易に外気や昆虫が入れなくなっていることである。他の国では見られないわが国独特の蓋の技術である。


医大病院での再検診

2017年05月25日 00時00分01秒 | 紹介

 大腸内視鏡検査は、組織を採取し、ガンの可能性を調べる通常検査という目的と、内視鏡によるポリープの切除というオペレーションの両方を持つので、患部が癌化し、悪化していれば、直ちに開腹手術へ進む場合もあり、その判断は、検査を行う執刀医に任されている。もちろん事前の調査を経るわけであるが、検査の受診前には、切除に関する同意書を求められる。もちろん、すべての場合が開腹するわけではないが、内視鏡先端に設置されている輪をかける電気メスの大きさによって、焼き切るポリープ大きさであれば切除される。

 

 それ以外では、開腹手術に進むが、良性の場合には、何度かに分けて内視鏡で切除を繰り返すことになる。自分の場合はそちらの方向に進むようであるが、良性であってもガン化する場合もあるので、微妙な判断を要する。どちらにせよ、検査も手術もよいものではないし、できうるならば経験しないに越したことはないが、早期発見による適切な処置で、存命率は高まることは疑いようもない事実である。

 

 さて、今回の受診で女性の罹患率が高くなっている状況を見た。受診者の半数が男性とばかり思っていたが、8割に当たる受診者は女性であった。たまたま受診日がその割合であったのかもしれないが、大腸に関わる罹患は男女差が変わりない比率なのであろう。それとも最近の傾向かどうか、統計等で調べてみようと思っている。

 

 食物摂取による日本人と欧米人とを比べると腸の長さが異なり、日本人の方が腸は長いようである。長いのは食生活に繊維質が多い食物を食べるせいともいわれているが、最近は欧米化している。 実際に胃がんや大腸がんの発生は動物性たんぱく質や脂肪の摂取が増えたことに比例して多くなっている。

 

 肉類が中心の欧米人とさほど変わらなくなっているのかもしれない。しかし、そうであっても、腸の長さの関係ばかりではなさそうである。ポリープの発生原因の一つに、ストレスの影響があると聞いたことがあるが、胃や十二指腸潰瘍との結びつきの方が強いように感じていた。飲酒、喫煙習慣や、遺伝なども影響しているともいえるが、人体の罹患の精神的な影響は無視できない要因の一つであろう。

 

 どのような病でも、できうるならば規則正しい生活、暴飲暴食をやめ、ストレスをためないようにといわれる。そのような生活が難しい世になっているのかもしれない。

 


クッション材入り封筒

2017年05月21日 00時00分01秒 | 紹介

 CDDVDを郵送することは以前からあったが、百円ショップ等で販売されている封筒は、クッション材である気泡緩衝材があらかじめ封入されているため、取り扱いは便利である。郵便局では同様の封筒が、緩衝材がないものもあるが、これは180円で全国どこでも郵送できる。厚さは20㎜までのものが入るので、郵便ポストへ投函すればよく、切手不要である。

 

100円ショップで販売されているクッション材入りの封筒は2枚で100円、定形外(50グラムまで)の封筒は120円の切手がいるので、1通170円となり、10円高いが、切手を貼る手間を考えれば、同じ程度である。今後郵送料の値上げが予定されている。180円の封筒は据え置かれる模様である。

 

 気泡緩衝材は、ポリエチレンや、ポリプロピレンなどのプラスチックシートを加工してくくられたもので、プチプチなどの商品名で販売されている。子供が出っ張りをつぶすことで楽しんでいるものである。元は加工生産者が、シートを2枚重ね合わせると気泡が入り透明の膜にならない廃棄物を逆転の発想で、現在の気泡緩衝材にしたようで、発明というものは随所にあることが興味深い。

 

 CDDVDのラベル印刷が、意外と簡単にできることがこれら封書の利用に一役買っている。CDDVDの利用は情報を安全に蓄積する記憶媒体で、ファイル容量が少なければ、CDに、容量が大きくなればDVDに焼き付けて用いているが、音楽用のデータから、文書データ、写真や動画なども簡単に取り込める。そのため、音楽等の著作権が問題になることがある。個人で使用する場合はそこまで著作権が及ばないが、海賊版などが定価より著しく安値で販売されていることもあり、コピー商品として勝手に販売できないことになっている。

 

 今般、ブログに投降した随筆等は1000件を超すようになり、テーマの重複が発生するようになったため、忘備録として過去に投降した原稿を整理してみた。独自の分類やタグをつけて整理したのであるが、知人等への配布用にラベルを印刷したし、データの焼きこみも随分簡単になっている。郵送にはクッション材入りの封筒を使ったところである。もちろん、宅配便業者では配送物品のサイズや形状に合わせ、各種の梱包材を利用している。気泡緩衝材も随所で用いられている。

 


内視鏡検診

2017年04月15日 00時00分01秒 | 紹介

 昨日、予約を行った大学病院で受診した。指示された11時に公共交通機関を使って病院へ赴く。すでに8時半から受診予約の方が5名ほどいて、待機室には体を動かして排泄を促す姿が目に付いた。集合時間は30分ぐらいの余裕があるため、第二陣では自分が先発であった。すでに3日前から、検査に望むための食事制限があり、前日は病院の売店で売っているクリアスルーという食事(朝食、昼食、夕食の3食)を摂り、当日は食事抜きで望んだ。以前といっても30年前であるが、このときは、前日に入院し、病院には2泊した記憶がある。今回は日帰りである。

 

 血圧の測定後、ロッカー室に通され、病院が準備している検査服に着替える。いよいよ検査開始である。内視鏡検査は、臓器に残留物がない状態でないと検査ができない。そのためには、事前の食事制限と、検査前の残留物を全くない状態にしなければならない。排泄を促すための薬剤を入れた水溶液をゆっくりと1000mlを飲む。時間にして1時間程度である。その後は500mlの水かお茶を飲む。この間も便意を催せばトイレに駆け込み、普通の人では5~10回ぐらい繰り返すと排便は透明な液体になる。トイレへ行った回数をカウントするが、4回以上は排便の色を看護婦がチェックしてくれる。便意に個人差があるようで、10回以上で基準をパスする人もいるようである。

 

 基準のパスが伝えられるといよいよ内視鏡による検査にはいるが、血圧、脈拍、体温等をチェックされ、全身麻酔の注射が行われた。注射の前には、アレルギー症状や、睡眠薬の服用状態、病歴等もチェックされる。検査中は麻酔で全くわからなかった。気が付いたときは別室に移され、しばらく安静を指示された。看護婦から検査状況を聴かされたが、意識が朦朧としていてはっきりとは覚えていない。付き添った女房には伝えてくれたようである。

 

 30年前の検査と比べるとさほど大きな違いはないが、宿泊をしなくても日帰りで検査ができること、薬剤の入った洗浄液は、以前は2リットルほどのんだが、1リットルと少なめになった。受診者の負担も大いに考慮されていることがわかる。

 

 内視鏡の先端には小形のはさみが付いていて、5ミリ以下のポリープは除去できる。検査といってもポリープは切除される。5ミリ以上になると内視鏡では切除できないため、開腹手術に及ぶこともあるし、再度内視鏡による切除も行われるようである。別機関での切除した組織の分析結果で腫瘍(ポリープ)が悪性であれば処置の仕方は異なる。その結果は2週間後である。


ペーパークラフト

2017年04月13日 00時00分01秒 | 紹介

 春は天候が安定せず、曇天や雨天で自宅にいることが多くなる。以前より、無料のペーパークラフト素材をパソコンにダウンロードし、印刷し、切り抜いて制作していた。しばらく行っていなかったが、久しぶりに暇ができたので作ることにした。お気に入りは野鳥、中でもハヤブサは気に入っている。カメラマン仲間へのプレゼントに良いと思っていた。

 

 ペーパークラフトの素材は、パソコン検索で、キャノンクリエイティブパーク、ペーパークラフトとキーワードを入れると検索できる。対象としている素材が多く、ほとんどは簡単に制作できる。印刷は、通常は厚手のマット紙を使うが、光沢のある印画紙でもきれいに仕上がる。何度か印刷して作成してみるとカンやコツガよくわかるが、サイズについてはプリンター側の設定を変更すれば、縮小や拡大も可能である。

 

 今回は今まで行っていたエプソンのクリスピアという印画紙A4サイズを2倍のA3サイズに拡大し、ちょうど作品を2倍の大きさにして作成してみると、実物のハヤブサとほぼ同じ大きさに作成することができた(素材の推奨はA4サイズ、実物の1/2スケールである)。すべての素材ができるということは試していないので何とも正確にお伝えできないが、キャノンのハヤブサができたので、他のファイルもサイズを変えて印刷してみるとよい。

 

 作成したものは、棚等に飾るのもよいし、両羽に糸を張って天井から吊るすようにすると、モビールとして楽しむこともできる。ちょっとしたインテリアにもなる。室内に通風があると風によって空を舞っているように見える。殺風景の部屋もモビール一つで雰囲気が変わるのも面白い。

 

 定年後に何か趣味を持つことは、たっぷりとある時間、暇を無駄にしない工夫を必要である。体を動かすのもよいが、雨天の時にはTVばかりを見ているより、何かに取り組んでみるのもよい。制作に要する時間は1~2時間のものから帆船や城郭などは1か月もかかるものもある。出来上がったものは、孫へのプレゼントにもなる。おもちゃ、プラスチック模型、バルサ模型、ジオラマ、エンジン飛行機等この世界も奥が深い。その中に、手軽で安価に楽しめるペーパークラフトに挑戦してみてはいかがであろうか。


内視鏡検査日程調整

2017年03月30日 00時00分01秒 | 紹介

  昨日の診断結果では内視鏡による検査の受診を早急に勧められたところであるが、個人病院から居住地区を管轄する総合病院へは、本人の希望があるにはあるが、県境をまたぐ場所の総合病院や大学病院へは制度上難しいようであった。総合病院へは自転車で5分足らずでいけるし、未だかかったことはなく、今までの情報は、診療科によっても異なることも考えられる。悪評の入手は、福祉車両による制度利用者の移送ボランティアで知ったことの域を出ていなかったため、自らが病院内で把握したものではなかった。

 

 予約客が優先であっても、成人病検診の結果で紹介された精密検査受診者は、比較的少ないとの判断もあり、午前8時30分に開始されるため、その時刻前には大方の問診票等の書き込みを終えて、順番待ちとなった。受付で番号を呼ばれるのは4番目であった。しばらく時間を要したが、初めての受診であり、診察カードの作成を行っていたようであった。

 

 比較的テキパキと受付を行っているようで、悪い雰囲気ではなかった。高齢者も多く、ほとんどは再診客であった。提出した、紹介状、健康保険者証、薬手帳等に基づき、カルテが完成したようで、総合内科へ案内された。そこでは待合い場所におかれている無人の血圧測定を行うことになった。結果はすぐに印字されるが、普段計測している数値より高めに表示されていた。上が163で下は90とのことで、その旨受付に話したところ、再度計測するよう指示されたが、ほとんど変わりはなかった。カルテには普段の測定数値も書き込まれたようであった。

 

 しばらくしてから、今後の全般的な日程調整を行い、体調を聴かれた。そこでは4月13日に検査日が決まり、組織分析を経て検査結果は4月26日と決まった。本日は感染症の有無を調べるための採血を行い、処方された検査日前の自宅での食事制限や、腸内の残留物を極力減らすための指示があった。

 

 内視鏡検査は、以前数日間の入院があったことを記憶しているし、3日前ぐらいから検査用の食事に切り替わったと思われる。今回は少し進化したのか、自宅でこれらの準備ができるので、そのような処置が一般的となったのであろう。ただし、自宅で作る飲料水は2lとのことで、トイレへ行く回数もカウントするようである。検査結果でガンの状態が確認されると、別の手術となり、その場合には入院を余儀なくされるであろう。そうはなりたくないものである。


成人病検診の結果

2017年03月29日 00時00分01秒 | 紹介

 3月末で無料の成人病検診を受診した。70歳以上は一般検診のほか、肺、胃、大腸がん検診も同時に受診できる。結果が早めに出た、一般血液検診、肺、胃部検診は異常なかったが、大腸(検便)のほうが二度目の採便も陽性との結果であった。下ネタの話で申し訳ないが、大腸は、採便の検査で、血液の混入により判断される。当然ないに越したことはないが、痔を患っていなければ、大腸からの出血が考えられ、まずポリープか大腸がんを疑われるのであろう。

 

 30年ぐらい前に箱館での定期検診のことが甦ってきた。この時も、採便の結果は陽性で、義兄の同級生が専門医(すでに他界している)であったため、大分でポリープの除去を行っている。以後、医師から毎年検診を受ける必要性を言われたとかすかに覚えているが、特に体調管理をしていたわけではなく、症状が出なかったし、痛みを覚えることもなかったため、成人病検診すら受けていなかった。今回は70歳で無料という川崎市の診療基準に適合し、医師から勧められたことによっている。

 

 今日は第二回目の採便結果を聞くことになり、神妙にしていたが、どうもよい結果が出るとは思わなかった。数日前より、寝覚めが悪く、腸内の洗浄をする夢を見続けていた。亜麻仁油の入ったペットボトルを入院中何度となく飲まされ、つらい思いをした内容である。案の定、担当している院長は、顔色を変えることなく、結果が陽性であり、4回の採便がすべて陽性であることで、早急に内視鏡による検査を告げられた。

 

 市内の病院名を挙げられたが、希望した大学病院は都内であったため、院長にお任せすることとし、最終的には近所の総合病院へ紹介状を書いてもらうことになった。あまり行きたくないが、システム上仕方ないと思い観念している。地元ではあまり評判は良いとは言えず、医師集団は特に良い話を聞かない。とはいっても、地域の総合病院である以上、仕方がない面はある。

 

 帰宅後、検査結果を女房に告げ、直ぐに検査予約の電話を入れることとした。横柄な対応に腹が立ったが、直接紹介状を持って行っても受診は可能であるが、予約が優先といわれ、予約を取るには、検診した医師同士の直接話し合いが必要とのことであった。紹介状までもらっているのにと思いながら、対応の不適正を感じながら、さもありなんと納得である。担当してくれた医師に迷惑をかけるわけにはいかず、予約の後でもよいと考え、直接出向くことにした。


遅い墓参り

2017年03月25日 00時00分01秒 | 紹介

 彼岸が過ぎてしまったが、この時期年金暮らしでも多忙なときがあり、墓参りが今日になってしまった。両親が眠っている墓は、車で10分足らずの市営墓地にある。墓地はきれいに掃除がされ、花が手向けられていた。きっと、弟夫妻が墓参にきてくれたのかもしれない。桜が満開になるのはもうしばらく先であるが、1分咲きであった。すでに多くの墓には花が手向けられ、遠路参拝客が集まるなか、墓参へこられたことがわかる。最近では今まで山だったところが切り開けられて墓地に変わり、墓地全体が広くなっているようである。

 

 どのようなシステムになっているのか不明であるが、無縁墓地となれば合同の墓地に埋葬され、新たに新規墓地として分譲されるのであろう。それでは間に合わないニーズに応えるための措置であることが推察される。しかし、敷地は無制限に広いわけではなく、いずれは満杯となり、分譲も限られると思われる。

 

 古くは墓地の区画は大谷石が使われていたが、50年もたつと老朽化で崩れ始める。最近は奇抜な墓や御影石を墓全体に貼っている墓所が見られるようになった。我が家の墓地も手をかけなければならないであろう。今回は地面に蒔いた小石が散らばって禿げている場所が目立ってきたため、一回り大きい五色小石を購入し、4袋(10kg×4袋)を蒔いた。雑草の繁茂を防ぐため、食塩を蒔くとよいということでこれも蒔いてある。

 

 カラスが多いのは仕方ないにしても、せっかく手向けた花束を、くちばしを使って引き抜くことをするようで、被害にあった墓も多い。いたずらをするカラスには困ったものである。中には故人が生前好んだと思われる和菓子類や果物を供える方もいるようで、カラスはそれを目当てにしているようである。多摩丘陵は宅地化が進んだとはいえ、未だ原野も多い。狸などの小動物やイタチやテンなどもいるようで、餌としているのかもしれない。

 

 自然保護も大事であるが、供物など、先のことを考えればお供えしても、放置しないで持って変えるようにすべきだと思う。また、墓地への参道は墓参のための駐車場ではなく、駐車している車が多く、片側車線が使えない状態になっているのも困ったことである。これから桜の開花が進めばお花見客も多くなる。駐車違反の取り締まり強化は気が進まないが仕方ないのかもしれない。年間行事となっている墓参であるが、行く度に時の流れを知ることになる。高台の墓地へは高齢者の姿はまばらになっているようであった。


動物病院での診察

2017年03月14日 00時00分01秒 | 紹介

 愛犬の年齢は12歳を超えた老犬である。ここ1ヶ月ぐらいで相当やせ、全体にごつごつした体型になっている。普段は元気がよく、進んで散歩に行っていたが、歩くペースも遅くなり、時々、ぜんそくのような呼吸をし、息苦しさがあった。数日前から、食欲がなく、好物の手料理も口を付けないようになっていた。気になったため、近所の動物病院へ看てもらうことにし、初めて自家用車に乗せて連れて行った。車に乗せたこともなかったのであるが、最初はいやがっていた。歩いていく体力もなかったので無理矢理乗せたところ抵抗もなかった。抵抗するだけの元気がなかったようである。

 

 平日でもあったが、10分ぐらい待ってから受診が始まった。聴診器を当てた後、獣医から、心拍数が高く、狭心症か心臓肥大となっていると告げられた。血液検査をすることになり、採血に移ったが、結果がわかるまでしばらく待合室で待機していた。検査結果は異常に白血球値が高く、貧血の状態とのことであった。腹部が痛むようだと獣医に告げたら、X線撮影をすることになった。15分ぐらい経過したところで、レントゲン室に呼ばれた。画像を見ながらの検査結果では脾臓が極端にはれていて、内部には腫瘍が見られ、それが破れて血液が腹部にたまっているとのことであった。心臓についてもはっきりと、画像で、肥大化が認められた。幸い、心配していたフィラリヤやジステンパーはなかった。

 

 処置であるが、脾臓の全部を摘出すればよいが、手術での出血が危惧され、現在の状態を正常に戻すだけでも時間がかかるとの説明で、当面の処置として、出血を止め、抗生物質と痛み止めの点滴を行うことが最善策と勧められた。そのようにお願いした。犬の年齢も高齢化しており、脾臓摘出手術については、腫瘍の転移の可能性もあるとのことで、勧められなかった。ここ数日間、点滴のため、動物病院通いになりそうである。

 

 脾臓についても運が悪いと破裂し、即死となるケースもあるようで、愛犬の場合は出血がゆっくり進んだようである。原因ははっきりしないが、まずは対処療法ではあるが、この先そう長くはないとの思いもあり、リスクを負っての手術は望まないし、家族との相談で、自宅での療養を優先することにした。

 

 今回の検査で病状ははっきりした。健康保険はないので多額の出費である。愛犬の症状だけでもわかったことには変えられないが、動物の健康保険の必要性についても調べてみたい。


成人病検診の結果

2017年03月12日 00時00分01秒 | 紹介

 医師から指定された金曜日の午前8時半にクリニックへ行った。自転車で10分足らずの場所である。すでに受診を待つ5~6人の患者が待合室にいた。早い時刻から患者がいるのには少々驚いたが、看護師から1番目に呼ばれた。レントゲン室に導かれ、専用の衣服に着替えるようにいわれ、寒い室内で10分ほど待った。院長の出番である。一通り、胃部X線撮影の注意事項があり、発泡剤とバリウムを飲んだ。10枚近くの写真撮影が行われ、結果待ちである。

 

 院長は川崎市医師会の理事長か会長の職を持ち、多忙な人であるが、地域の多くの人に人気が高く、以前、指を怪我したときにも適切な手術をしてもらい、腕もよい方である。院長は職員を集め、朝のミーティングを行っていた。自分は待合室でしばらく待っていたところすぐに診察室へはいるようにいわれ、肺ガン検診と採血結果および胃部X線撮影の結果説明がなされ、胃下垂であることが告げられ、特に異常はなかった。精算で待合室にいたところ再び呼ばれた。大腸ガン採便の結果である。2日に亘って2本採便したがどちらも陽性でもう一度採便することになった。再び陽性であれば、次は内視鏡による検査となる。

 

 すでに30年が経過しているが、函館に転勤した年の検診で引っかかり、義兄の知り合いに九州で大腸の専門医がいるとのことで、そこでポリープを除去したことがあり、念のため、ガン検査を行ったところ陰性であったため、その後、放置していたのでポリープの再発の可能性もある。たぶん1日入院したと記憶にある。九州の専門医は数年前に風の便りで病死したようである。

 

 成人病検診ほかの検診が手軽に行えるシステムは世界各国の中でも我が国が最先端を行っている。そのこともあって、長寿の国になっているし、乳幼児の死亡率も極端に低い。これは母子手帳のおかげと指摘されているが、アジアやアフリカ諸国ではこの制度を導入している国も多いと聞く。一方では、病院自体の経営が重視され、偏った診療科、過度の薬剤の投入や、先端医療機器の導入による健康保険がきかない高額医療費負担の問題も浮上している。

 

 制度自体が完備していることも重要であるが、まずは日頃の健康管理に意識を持って望むことがもっとも大切であると実感した次第である。


エンジン始動時の異常音

2017年03月10日 00時00分01秒 | 紹介

 最近は車の利用が減ったことも原因の一つかもしれないが、約一週間をあけて午後から所用があり、車を始動したところ、今までに聴いたことがない高回転するエンジン音を聞いた。回転計を見なかったため、どれくらいの回転数かは定かではないが、レッドゾーンに近い音であったことは間違いない。すぐにエンジンを切り、再び始動したところ最初の音よりは回転数が下がった音であったが、やはり異常音であった。しばらくして3回目の始動を試みたところ平常時の音に戻ったようで、車庫の扉を開けて駐車場から路上に出した。

 

エンジンをかけたまま車外に出てボンネットを開けて調べてみたら、エンジンフード周りに植物の種が数粒見つかった。半年前にもエンジンのくぼみに相当数の植物の種や枯れ草が見つかり、それらを取り除き、ガムテープでくぼみを塞ぐ処置をしたが、その後、何度かボンネットを開けてみたが変化がなかったため、放置していた。3ヶ月前には12ヶ月点検を出したので、それ以降である。

 

推測するとどうも野ネズミの仕業のようだ。貯蔵庫にエンジンのくぼみを利用しているらしい。今般の異常音の原因は定かではないが、どうも植物の種か枯れ枝がファンベルトにかんだらしい。

 

異常音がした後とりあえず整備工場へ出すため、女房をとなり駅に降ろしてから向かったが、当日は整備予約者で時間がとれず、応急的に見るだけにし、翌日朝一番で見てもらうことにした。整備工場の整備担当者は、エンジンとパソコンとを接続し、各種のデータ値を比較して検査を行ってくれたが特に異常はなく、異常音の原因を特定するまでには至らなかった。

 

事務担当者との打ち合わせでは、定期的にエンジンを始動して様子を見てほしいとのことで、燃料タンク内の洗浄液を勧められたが、5月には半年点検があるのでそのときにということにした。燃料タンク内がどうして汚れるのかとの疑問もあるが、考えられるのは、ガソリンの蒸発でタンク内に結露が生じるのは考えられるが、異常音が発生したこととは直接的な関係はない。空気取り入れ口のファンの異常も関係するのかもしれない。しばらくは様子を見ることで帰宅した。野ネズミ対策は残念ながら、対応策はないようである。


眼科の初診

2017年03月09日 00時00分01秒 | 紹介

 自分では意識していなかったが、このところと右目の充血が続いていたようで、眼科への検診を勧められた。滅多に行くことがなかった眼科であるが、近所に人気がある眼科があるそうで、用事のついでに訪れることにした。午前中でも平日なのでさほど混雑していないと思い、10時過ぎに行ったところ、待合室にはすでに20人は下らない人であふれていた。初診なので、自覚症状や既往症を書く紙を渡され、その記入が終わり、受付に提出した。名前を呼ぶまで待合室でお待ちくださいといわれ、待っていたが、一向に受診者の数は減らない。

 

 1時間が過ぎても20名程度がいる。人の出入りは多いのであるが、初めてのところは勝手がわからない。後で知ったのであるが、受付を済ますと1~2時間待ちが普通とのことで、院外へ出て時間を費やす方が多いようである。いつ名前を呼ばれるかの見当が付かないまま2時間待ったところで、看護士から呼ばれ、眼底血圧と視力を測ることになった。それが終わるとまた待合室に戻り30分は経過したと思うがすでに12時を回っていた。

 

 手元の番号札は31番であった。診察室の前の長いすに腰掛けてから10分後に診察室に導かれた。暗い診察室で、女医さんの前に座り、症状を聞かれ、なにやら検眼するような機械があり、症状をみているようであった。途中、逆まつげがあるようで、ピンセットで抜いてくれた。飛蚊症のことも訪ねたが、重傷ではないようで取り合ってくれなかったが、診断では、ドライアイだそうである。

 

 聞いたことはあるが、今までそのようなことをいわれたのは初めてで、点眼薬を1日5回注すことを指示された。それはよいが、原因がよくわからなかったし、帰宅してパソコンで調べることにした。途中処方箋をもらったため、自宅付近の薬局で購入することにした。自宅に付いたのは1時半を回っていた。3時間半を費やしてしまった。

 

 患者の多くは高齢者であり、幼い子供が2~3人母親に連れられてきていたが、じっとしていないため、母親もてこずっていたようである。初めての眼科であったためか、暗い診察室の印象や、初めての女医との会話にはすれ違いもありで、充血の原因も定かではなく、重病ではないことに安堵したが、初めての病院は敬遠したい気分であった。できれば今回限りにしたいと思った次第である。


筆ペン

2017年03月08日 00時00分01秒 | 紹介

 筆ペンが進化しているのには驚いている。筆ペンと称する筆記具は以前からあったが、サイズの違いや、書き心地にまでユーザーの希望が叶っているのには、正直脱帽である。

 ぺんてるが出している筆ペンはオードドックスの商品で、補充インキが別にあるので、かすれてくれば取り替えるだけのカートリッジ式である。万年筆のインキもほぼ同様で、むしろ補充容器のプラスチックの寿命の方が問題となる。そうはいっても、筆ペンを使う頻度は大幅に減ってきているので、カートリッジを取り替えるのは墨筆を職業にしている方であろうか。

 

 年賀状を筆書きで書かれている方も少なくなった。デパートでは商品を送る際にのしをつける数巻はあるが、ほとんどの場合、送り主の名前や、お歳暮や快気祝いの文字は、デパート側で書き入れてくれる。筆を使う習慣自体が減ってきているのは何か寂しい気もするが、これも時代の流れかもしれない。

 

 職業柄、看板文字を訓練の一環で教えたことがあるが、筆文字はあまりはやらない。ゴシック体や明朝体は基本となるが、これも今ではコンピュータを使い、カッティングマシンに直結して、簡単に作成できる。カッティング用紙は耐候性のよい加工されたプラスチックフィルムである。シルクスクリーンで同じデザインや文字を貼り付け、吹き付け塗装を行ったこともあるが、デザインの世界ではほとんど筆ペンの出番はない。製図で烏口を使ってすみ入を行うが、今では製図専用のペンが開発されている。

 

 日常生活ではボールペンが主流となり、価格も安いし、むしろ、鉛筆やシャープペンシルよりも多用されているようである。しかし、筆ペンの魅力は捨てがたい。呉竹というメーカーは墨汁などの墨筆家には有名なメーカーであり、筆ペンも市販している。ここでも筆ペンの一種で、筆ごこちという商品名の筆風サインペンがある。これがお気に入りで、使ってみるとなかなかの優れものである。種類も多く、使い捨てであるが、ボールペンを使う筆圧で、筆特有の線の幅を変化することができるため、祝儀袋等にはわざわざ硯を出して墨を擦り、墨筆で書く、めんどくささは軽減できる。

 

 どうしても草書や行書は筆を用いると思われがちであるが、この筆風サインペンであれば手軽に墨筆を楽しめる。価格は1本200円前後である。


マイナンバーカードの受け取り

2017年03月04日 00時00分01秒 | 紹介

 マイナンバーカードを受領可能な締め切り期日が記載された封書が総務省・地方公共団体情報システム機構から先週届いた。6月末日まで、指定された区役所窓口で受け取る手続きをしてほしいとの内容であった。すぐにもと思っていたが、天候や都合によって本日午後に区役所へ出向いた。事前に記入すべき通知書に必要事項を記入し、身分証明となる住民基本台帳カードも持参した。既に今年の確定申告は、住基カードが使えたため、マイナンバーを急いで取得する必要はなかったが、e-Taxの署名用電子証明の有効期日が終わっていて、更新ができていなかったため、何となく不安であった。

 

 しかし窓口で必要書類を求められたときに、マイナンバーが記載されていた通知カードなるものが見当たらない。申請する場所が区役所ではなかったこともあり、申請書と同じ葉書であったため、申請書は送信したが、切り取った部分にマイナンバーが記載されているとは知らずに、破棄していたのかもしれない。窓口の職員が、紛失届なる申請書を出してくれたため、問題なく手続きに進むことができた。今回は、マイナンバーカード受領のためのパスワードの設定が必要とのことで、順番待ちで支持されたディスプレーの前に座らせられた。キーボードまがいの画面をタッチしながらの操作で、パスワードを入力し、5分ぐらいで難なく終わって、既に区役所には届いているマイナンバーカードを受領することができた。

 

 個人に番号を振られることには若干の抵抗があるが、これも今後の行政効率を高める方策と考え、流出や悪用のリスクを感じながらもその時はその時だと妥協して受領した。既に送った写真が貼られ、12桁のナンバーは個人を特定するには余りにも単なる数字の連続で、無味無臭の味気ないものであった。この番号で個人の所得に課税が行われることになる等、今後の展開を思うと不思議な気分になった。管理社会の一員とのおめでたくもない門出であった。

 

 帰宅後、さっそくパソコンにカードリーダーライターを接続し、JPKI(公的個人認証サービス)ソフトを立ち上げ、実行してみた。個人の署名の有効性は5年先の誕生日まで更新されていた。これでしばらく確定申告もe-Taxで行えることになった。確定申告のほかには、投資信託銀行からマイナンバーを知らせてほしい旨の葉書が届いている。マイナンバーの使い道はこれから学ぶことにするが、管理されていることは別に置いても、便利な使い道があるようなので、今後検討することにしたい。