鳥!連続写真!掲載中!

近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

災害ボランティアと活動

2016年04月30日 00時00分01秒 | 緑陰随想

 5月にかけて長い人で10日間の連休となる。初日は本日(金曜日)の昭和の日である。5月8日の日曜日までの計算で、途中30日、2日、6日、7日は平日であるが休暇を取ればのことである。年金生活者にとってはさほど意味はないが、日頃休めない方にとっては大いに楽しんでほしい。ゴールデンウイークなどとも呼ばれているが、14日に発生した九州熊本県・大分県で発生した地震に遭い、被災された方にとっては連休どころではないであろう。

 

 しかし、この連休が多くのボランティア希望者を生み、少しでも被災された方への労働奉仕を希望しているという。地震の方は未だに収束へ向かっているわけではなく、余震というのか、地震の発生は連日報道されている。後かたづけであっても危険と隣り合わせの状態である。災害に遭わないように十分気を付けるとともに、現地で体調を崩し、かえって迷惑となっては意味をなさない。被災現場の現実を直視することによって、精神面でのPTSDなどを併発することも考えられ、現地のスタッフと調整を取りながら作業を進めてほしい。

 

 気になる報道を眼にした。避難された無人の家屋に入り、誰もいないことを知ってか、無断で進入し、盗みを行う輩がいるという。何とも見下げた行為に憤りを感じる。自警団を組んで、見回りを行っていると聞くが、被災現場では、余震による家屋倒壊も発生していて、危険極まりない。軽率な行動は慎まなければならず、被災者の弱みにつけ込んだ卑劣な行為を行った犯罪者には、当然であるが、厳罰に処さなればならないであろう。

 

 ボランティアにおいても、現地の情報を事前に聞き、他人に世話にならなくても済むように、食事の確保、寝場所、着替えやトイレ等への対処をどのようにするのか、コンビニなどの店も被災にあっている。水もなく、電気やガスがない場所もあり、けがをすれば破傷風も心配である。安易な労働提供だけでは済まされない。何度か経験していれば承知されていると思えるが、初めてのボランティアを希望する者には、事前の訓練も必要であろう。物見遊山とはわけが違い、熾烈な現場であり、現地で他人に頼ることは出来ない。その意味で覚悟を持ち、ルールの中で、粛々と行うべき事なのである。

 

 現実を知らなければ希望であっても実現は不可能に近い。指示待ち人間が多い中、果たして遂行できるかどうか、安易なボランティア募集に登録するだけでは役に立てないであろう。困った人を助ける意識や感情は尊敬に値する。労働提供だけがボランティアではないはずで、後方支援として出来ることは多くある。寧ろ、専門家組織が支援にどう対応するか、現状では、近隣県や自治体の支援についても決して十分であるとはいえない。 


東京五輪エンブレムの決定

2016年04月29日 00時00分01秒 | 提言

 4月も下旬となり、4案に絞られたエンブレムが一つに決定した。どのような決定かは選考委員の投票によって決まったことで、一市民としては口をはさむ余地はないが、晴れやかな祭典にしてはどことなく派手さが感じられず、わが国固有の市松模様というが、斬新さはないように思えたが、決まったことなので今さら意見を述べても仕方ないことであろう。

 

 今回の選考にしても、密室で決めることが許されず、オープン化するという基本に返れたことはそれでよいのであるが、根本的な問題が解決せず、デザイン業界に大きな波紋を投げかけた。盗用という限界が明確に是正されない以上、グレーゾーンを残す結果となった。大変後味が悪く、専門家集団の相対評価が必ずしも国民の意識をくみ取っているのではないことを露呈したものであった。

 

 感覚の世界は、過去の作品からある程度の基本方針、黄金分割やバランス等が導くことはできるが、1万数千件に上る応募作品のそれぞれについての評価はやはり相対的である。この世界は絶対化できない以上仕方ない。それでも委員の選考基準などはもっとオープン化してもよかったことであろう。

 

 デザインは、相当高度化できるようになっている。パソコンのソフトを使って、相当程度が高い作品を生み出すことができる。人間の知識や経験以上に全世界のあらゆるデザインをデータ化し、そこに組み合わせの順番や、線の太さ、配色等を変化させれば自動的に多くの作品を生み出すことができるため、もはや、自らが考え決めるのではなく、アプリケーションソフトの機能を知り尽し、何らかのひらめきを加えれば済む世界まで行っている。

 

 そうなると、寧ろアプリケーションの操作技能の世界であり、独創的などとは言えない作品になってしまうであろう。いわば、人間の能力を超えた世界も可能ということになり、コンペティションをする意味さえなくなるのではないかと思っている。できてしまった作品に対し、制作の意図などは後付けで、付け足しでよく、なんとでもなるのである。

 

 異論があることを承知して申し上げれば、デザイン業界に水をさすようで申し訳ない部分もあるが、所詮人間の発想など大差なく、似たり寄ったりで、どこかに盗用やコピーがあり、潜在的に全く異なる独創性などないに等しい世界であろう。一つに絞ることすら意味がなく、4点最終案が出れはそれらすべてを使う方が公平性が高い。


新規パソコンの納品

2016年04月28日 00時00分01秒 | マニュアル

 過日、Windows7を搭載したパソコンがダウンし、その修復を行った。しかし、復旧しない場合には、当面の日常使用に支障をきたすため、新品の注文をネット通販で行っていた。店頭に並んだパソコンを購入するのと異なり、文章だけであれば汎用品で十分なのであるが、作業内容にあった機種選定は、どうしても汎用品とは異なる仕様とならざるを得ない。

 

 今回、仕様上で重視したのは、メモリの大きさと、反応速度、内蔵ハードディスクの容量であった。ブログを持っているので、写真を取り込み、その加工と、アップロードなどが迅速にできる機種である。マイクロソフト社のオフィースはワード、エクセル、アクセスが必要で、ホームページビルダー(Front page2003)が根幹にある。画像加工用のソフトも必要で、これには、カメラメーカーのソフトを使い、写真やホームページのの管理には無料のVix,,Pixef2、NextFTP等を使っていたため、同じ環境設定を行うことにした。

 

 データの移行はまだ行っていないが、これは外付けのハードディスクで行えばよいと考えている。今まで使っているパソコンとの切り替えをどの時期にするかであり、移行のための細かい設定はこれから行うことにしている。パーソナルコンピュータは独自の設定やソフトを使えるため、個性が出る。このことが使う人によって、多くのアプリケーションの選択と慣れがあるので、パーソナルの所以でもある。

 

 発注後、パソコンメーカーからの通知は特段ないが、メーカーのホームページにはオーダー情報があり、注文後の経過が明示されていて、生産準備→製造工程→製造完了→国際線輸送準備→国内配送センターへ輸送中→国内出荷・配送手配→納品となっていて、それぞれが現在どうなっているのかがわかる。配送予定日が明示されるため、安心することができる。注文日は4月15日、自宅に届き受け取ったのは4月26日であった。10日間の工程である。

 

 マニュアルはすべてCD1枚に収められ、梱包もコンパクトであった。実際には、簡単な組立図が添付されているし、組み立てや各コード類の結線は問題なく終わる。電源を入れると個人情報や、パスワードが求められる。この段階ではインターネットに接続できる環境をあらかじめ作っておいた方が良い。更にはプリンターとの接合は、初期情報のドキュメント化に役に立つ。注意が必要なのは32ビットのOSから64ビットに変わることによってアプリケーションソフトが動かなくなることである。その場合はメーカー側にバージョンアップしたソフトがあればダウンロードする。 


コアジサシの危惧

2016年04月27日 00時00分01秒 | 提言

 この時期の恒例であり、飛来がないのは寂しい限りで、その意味においては、何羽か飛来すると安心する。なぜならば、昨年度のこの時期としては大量の降雨が、洪水となって、抱卵か子育ての時期に洪水が来て、卵や雛もろとも流されてしまったという営巣地としては失格である点が、気にかかっていたからである。もうあきらめてしまったのかという思いが、コアジサシの飛来で、胸をなでおろすとともに、子育ての数少ない営巣地が、本来の子育て環境となって欲しいという願いがあったからである。

 

 しかし、ダムは人為的なものとして治水対策の要である以上、一定の水量ともなれば、放流しなければ、周辺住民に安心を与えられかねないない。野鳥の営巣地は水没し、結果、子育てにはふさわしい場所でないことをコアジサシが分かってしまうからである。なんともその不安定さを解消できる考えや、アイディアを持ち合わせていないため、危惧が先に立ってしまう。何も野鳥の飼育の関係者でもないカメラマンにとっては、その対策など遠い存在である。

 

 一方では、河川の改修や、河川敷の整備は、自然を破壊する。洪水によってもたらされたクルミや柳、大木にもなるムクノキ、ニセアカシアなどは、自然環境の中で、たくましく育つ。遊歩道を備えた雑木林は、人工的な河川敷管理とは異なり、人工的な環境の対岸にある。この環境をどう思うかは人それぞれであるが、野鳥のカメラマンからするとできるだけ現状を維持し、人工的な整備を行わずに過ぎてほしいと思っている。

 

 現在、下流では河川の改良工事が進められていて、洪水対策としては歓迎であるが、数少ない伏流水がもたらすワンドの破壊が行われていて、自然破壊はそれとは裏腹に進んでいることを指摘しておきたい。共存できるすべはないのかと思うが、施工側の政策変更は不可能に近い。相反する考えではないのも事実であり、川崎の魅力の一つとして、広大な多摩丘陵を公園化する動きと併行し、野鳥の水場である多摩川の状況を鑑み、良策の検討を願うところである。

 

 コアジサシの生活の場は河口近くであるが、なにゆえに宿河原堰を営巣地とするかは、子育てに必要なアユの遡上と成育環境によっていると思われる。素人考えであるが、丁度コアジサシの子育てと餌となるアユの生育がマッチしているとことが最大の理由かもしれない。人の知恵は決して自然を凌駕しているのではない。自然を御するのではなく、共存を求める大切さを決して軽んじてはならない。他の生物あっての人間社会であることにもどこかで考える余地を残してほしいものである。


テレビ受信の異状

2016年04月26日 00時00分01秒 | マニュアル

 雨が降ると受信状態が悪くなる。発信基地は東京タワーかスカイツリーかわからないが、地上波の発信が始まった時期に、アンテナを購入し、設置した。それより以前にはBSアンテナを設置していたので、両方の電波を集合し分配器を経由して同軸ケーブルで3台のテレビに分して使っていた。

 

 テレビの故障は、設置場所や、アンテナが原因した故障、アンテナの向き、テレビ本体の故障、同軸ケーブルの不良等様々である。アンテナは屋根に上がっているので素人には修理不可能であることも多い。専門家に修理を依頼する方が手っ取り早いが、今回は不良個所が特定できたため自分で修理した。

 

 他の2台は正常に受信していているので、スノー現象が出ているテレビの分配器からテレビまでの間での障害と考えた。障害が起きているテレビの同軸ケーブルは、途中に屋外から室内に取り入れるため、軒下にある換気扇の穴の手前で薄型のフレキシブル扁平コネクターを利用しているため、同軸ケーブルの接合部が屋外に露出している。雨が入り込まないようにビニルテープで端末処理をしている。

 

 約1年前に外壁の塗装工事を行ったが、この折に使った下塗り塗料は溶剤系のエポキシ樹脂塗料であったため、溶剤が抜けずにビニルテープの粘着層を溶かし、何らかの理由で、隙間に水分が入り込み、乾燥しないで、同軸ケーブルの芯線を酸化させたようである。修理は、テープを取り外し、芯線をやすりで酸化物を取り除いて再度結線した。受信状態を確認すると、スノー現象は消え、くっきりとした映像に戻すことができた。ビニルテープを巻いて修理は終わった。

 

 今回は、別のテレビがあったため、受信状態の比較ができたが、集合アンテナではなく、家屋1台だけでは、故障個所を特定し、障害を発見するにはアンテナからテレビ本体まで順を追って接合部分を点検しなければならない。電波の強さや通電状態を測定できるデジタルレベルチェッカー(家庭用BS/UHFチェッカー)を利用すれば可能であるが、ない場合には業者に頼むしかない。テレビ本体だけの障害ではない故障があるので、症状によって対策を考えなければならない。

 

 テレビの故障は前日したように各部分での不良があるが、中でもテレビ本体は埃が原因でショートしたり、基盤に負荷がかかるため、時々は掃除機を使って埃をとると症状が治る場合もある。


パソコンの固まり

2016年04月25日 00時00分01秒 | マニュアル

 どのような機械であっても形ある物はことごとく崩れる。時間の経過に伴って陳腐化するだけではない。陳腐化とは、読んで字のごとくで古くて腐ることであるが、ありふれていて、面白味がないことの意味もある。すなわち古くなることであり、多くは空気中の酸素が金属にあっては酸化させ、プラスチック等の樹脂では、弾力性を失い固化(老化)する。そのためちょっとした刺激や外部応力に耐えられなくなり破壊する。摺動部は摩耗によってすり減るし、ゴミや塵の付着は抵抗になったり、接点の導通を阻害する。

 

 メモリには普段使わないファイルを蓄積し、定期的に削除しない限りメモリ空間を占有してしまい、メモリの反応を鈍らせる。普通、これらの症状はパソコンが重くなるなどと表現しているが、新機種導入時にはさくさくと動いていた実感が無くなり、ファイルの読み込みで時間が掛かるようになる。突然の停止はモニター画面は真っ黒になったり、青い画面に変わり、固まってしまう。マウスも動かず全く反応しない状態となる。

 

 こうした状況は、パソコンの切断を行い、再起動を強制的に行うが、出来れば、強制的に電源を落とした後、モニターとパソコン本体だけを残し、多のケーブルは総て接続を断ち、再立ち上げを行う。ほとんどの場合はこれで立ち上がるが、場合によっては、Windowsが立ち上がらない場合がある。このときは、電源を投入後、ファンクションキーをしばらく押すとセットアップメニューが表示される。(ファンクションキーは機種によっていろいろである)後は画面の指示に従って操作を行う。

 

 普段定期的にメモリに常駐するの不要なファイルを掃除する。メモリはパソコンのCバンクに入っているいるので、マウスでパソコンの構成からCを選択し、右クリックでプロパティを選び、ツールからディスクのエラーチェックを実行する。

 

 こうした操作はパソコンの操作マニュアルに記載されているので、定期的に閲覧され、実行した方がよい。マイクロソフト社などから、瞬時にウイルス除去や、速度低下を修正するソフトが宣伝で入ることがあるが、高額な費用を要求するプログラムもあるので注意されたい。

 

 また大切なことは、正常に起動している段階で、バックアップを外付けのハードディスク、DVDやCDメディア等にコピーしておくことが重要である。パソコンの内蔵ハードディスクが壊れてしまうと必要なデータも失ってしまうからである。


緑風

2016年04月24日 00時00分01秒 | 紹介

 新緑の風に当たりながら植物のことを考えてみた。時期的に早いが、青葉を渡る風を緑風という。初夏の風のことで、新緑といえば、初夏の若葉のことで、みずみずしい緑が印象的である。新緑が燃えるとの表現もあるが、萌えるといった方が雰囲気が出る。今の時期にふさわしく、身体に当たる風がなんとも心地よい。きっと若葉から発散する物質が森林浴と同じような効果があるのかもしれない。

 

 ソメイヨシノに変わって八重桜や山桜が満開となっている。八重や山桜は花よりの葉が先に出るため、鼻より歯が先に出ているので出っ歯の人を揶揄して言うこともあることを思い出した。

 

 サクラやそのほかの植物が一斉に開花するのは、同族・同種同士の受粉に影響する。花が開花する花粉が飛ぶことで、受精するため、できるだけ雑種を作らないようにするためのくふうであり、種の保存のためのようである。開花するにはそれなりのエネルギーを使うため、できるだけ短期間に受精できるように何らかの情報物質が関与している。

 

 植物のこのような性質や能力は、自然界の温度、湿度、日照時間等の変化を多分に利用していて、まだわからないホルモンやどのような条件が揃えばスイッチが入り活動に結びつくのかなど、知らないことが多すぎる。動物のような脳に変わる感覚器官があり、全体として、または部分において様々な反応が起こる。枝に葉が生える順序や、形等も不思議なことが多い。

 

 医薬品の多くや、漢方薬は、植物の葉や根、樹皮、果実等を利用している。南米のアマゾンで暮らす原住民のシャーマンは2000種に近い薬用野草を知っていて、実際の治療に使っている。世界の代表的な医薬品メーカーも、植物を原料とした薬品の研究に熱心であると聞く。未だ発見されなていないガンに効果的な漢方薬なども見出せるかもしれない。

 

 実際に現在でもコカインはコカの葉を利用しているし、アヘンは鬼ケシの果肉部から出る乳液を精製したものである(モルヒネを成分とする麻薬)。植物には様々な薬用成分があることは知られている。植物のさらなる研究は環境にも、食物としても、医薬品としてもまだまだ利用できる可能性を秘めている。化学薬品に取って変わることで、快適で、リサイクルが効く循環社会の実現はまだ緒に着いたばかりである。ミドリ虫から航空燃料を作り出して、飛行機を飛ばすなどの研究は実用化に近い。