ブログでご紹介しているアブラゼミの脱皮を題材に我が家で俄か撮影会を始めた。昆虫の生態はわかっているようで実際に自分の目を通してみないことには、何もわからない。観察とは、ファーブルの昆虫記の記述の通りで、例えば、夜間の暗い場所で脱皮する位置をどのようにして決めるのか、脱皮がどこから始まり、どのようにして殻から抜け出すのか、殻につかまっていてなぜ殻が落ちないのか、脱皮にかかる時間は、羽がどのようにして伸びるのか等々身近にその題材があるのは望ましいことであるが、とにかく、題材探しもジーとしていても相手から声がかからない。
生態について詳しい記述を見つけるのも難しい。インターネットで検索できればそれでも良いが、どの場所に、いつ頃どのような昆虫が来るのかは、いつも観察対象を探す強い意志がないと遭遇することもできない。犬も歩けば、棒にあたるとの例えの通り、自宅の庭にも思わぬ昆虫に出会うことがある。因みにアブラゼミについては、ちょうど今頃から夕方、地中から樹木の枝に這い上がる。それも、頑丈と見える殻に包まれてである。ちょうど戦車が坂を登るようである。
先客がいれば、太い腕で撥ねのけることもする。生存競争の厳しさを見ることができる。撮影は夜間照明の準備をし、蚊の襲撃をかわすための準備が欠かせない。今回は、天候が急変し、雨が激しくなってきたため、掴まった葉裏を残し、枝を折って自宅で観察することにした。すでに日が落ち、あたりは真っ暗であった。
机の上に花瓶を準備し、それに挿して脱皮した後の高さを保って、レフ板を敷き、バックは移動できる小型の黒板を据え付けた。撮影準備は完了した。その状態で約1時間を要した。脱皮が開始すると脱皮が完了するのに約1時間かかる。その間秒刻みで変化する被写体をカメラに収めるのである。撮影はストロボなしのほうが被写体を驚かせないためにも必要である。あまり暗くし過ぎてもカメラのシャッターは下りないため、ぶれない程度の限界を探し、撮影条件をカメラにセットする。蝉の動きはゆっくりなので、シャッター速度を1/100秒以下で十分である。ISO感度は撮影距離が近いのであまり気にしないでもよいが、800~2000の範囲でよいと思う。今回は標準レンズを使った。
身近にある自然に触れるのは、ある程度の準備はいるが、大切なのは重複するが、撮影するという観察力、写真に残すという強い意志が大切であると思った。
定期的か不定期かはっきりしないが、会員名簿の住所等確認依頼(メール)が届くことがある。誰しも学校関係で、小中高大学、就職すれば企業、同好会や任意グループ等での連絡用に住所録の世話になることもある。しかし、個人情報の保護が叫ばれるようになってから、電話帳に掲載される電話番号、住所氏名は、電話による勧誘の基礎資料になるし、しつこい電話による商品販売や勧誘は、相手の顔が見えないこともあり、一方通行の話をされると、場合によっては迷惑に思うこともある。すでに電話帳への名前や住所の掲載は行っていない。
同様に、ネット通販等で、提供するメールアドレスや、携帯電話番号等についても、情報が不正に利用される問題も発生している。例えば、DVやストーカー、ハッキングによる個人情報の流出等は、思わぬ悪用がはびこる状態を招いている。メールアドレスについていえば、毎日覗く着信の半数以上は迷惑メールとなっている。自動振り分け機能を使用して処理をするものの、アドレスを変えるまでにはいかず、仕方ないとあきらめながら、削除に当たっている。ずいぶんと無駄な時間を費やされている。
高齢者を対象としたオレオレ詐欺も、その被害が伝えられてから久しい。詐欺グループの摘発は公安部署で続いているが、根絶された訳ではない。次々と生まれる新たな手口に驚くばかりである。この問題は、日本人の誇るべき信条を悪用し、巧みに人をだます行為で、悪質であり、だまされる方の問題だけではなく、意図的に外部から流失した個人情報を悪用した例であろう。つまり、電話やメールを利用した悪徳商法で、流出する個人情報を商品化するブラックマーケットが存在しているようである。
今回送られてきた行方不明者のリストを視ると年々多くなっているように思えた。同窓会の住所録自体の存在が、果たして必要不可欠かどうかの判断を迫られる。知人ですでに物故となった方も大勢含まれていたし、最近会員となった方も多くいる。卒業後の就職先には一定の傾向があることから、3~5年で転勤するため、住所録のフォローアップは容易ではないこともわかる。
最終的な判断は、個人の希望に任されるため、会員名簿への変更通知は行わないこととした。個人的に交際している方はお互いに住所や電話番号を知っているので、特段、困ることはないからである。会員名簿の持つ利点と弊害を秤にかけると、メリットより、弊害である潜在的な個人情報の流出に加担したとなれば、将に迷惑行為に位置づけられてしまう可能性を持つようになったのであろうか?
数日前から対岸にハヤブサが来ているとの情報で、暑い中出かけました。ショットが決まらず閲覧者には希望に添えませんが、居たということでご勘弁ください。
70歳を超える誕生日後74歳までの運転免許更新時前には、高齢者講習が義務付けられている。8月12日を境として、それ以前の講習は3時間、旧法であり、以後、新法が適用され、講習時間が2時間となる。都道府県公安委員会から事前の通知がはがきであり、居住地の自動車学校を紹介してくれる。はがきを受け取ったならば、いくつかある自動車学校の最適場所と連絡を取り、講習を予約することになる。
講習の内容は、講義、討議、運転適性検査機材の使用による診断と指導、運転実技による診断と指導である。手数料は5600円と若干高額であるが、実際に受講した感想では内容からするとまあ適正範囲かと思われる。今後、3~5年ごとに検査を受けることになる。
法改正の理由は、高齢者ドライバーの運転ミスによる死亡事故の急増があり、やむを得ない措置であろう。新聞紙上では、連日、ブレーキとアクセルを踏み間違えて事故につながるケースや高速道路での逆走などが報じられている。過疎地帯での日常の交通手段がない場所では、高齢者には車という移動手段が欠かせないことも実態としてあり、高齢ドライバーに対して、単なる運転免許証の自主返納だけでは解決できない悩ましい問題もあることも事実である。しかし、だからといって、現状を容認するには、限界もある。高齢化による運転技能や、反射神経の低下は個人差があるにしても、だれしも経験することで、この制度自体は適切な手段である。
講習自体が認知症の発見を未然に把握する目的があるし、講習内容もそのように意図されている。検査器具によって、ある程度自己の身体能力や反射神経が、また、実際に教習車を利用して、教習所の特定コースを走行し、指導教官の判断を仰ぎ、運転能力を把握できることは自己の思い込みをなくし、講習会当日に数値として検査結果が出ることは大変望ましいことである。検査結果を踏まえ、都道府県公安委員会から高齢者講習修了証明書が発出されるので、これをもって免許更新の必要書類となっている。
誰しも、交通事故を起こすことや、被害にあうことは望んでいるわけではない。事故の原因が、高齢化によるとされるのは統計上からも明白なことで、事故割合からすれは一万分の1であっても、当事者になれば100パーセントとなってしまう。いかに確率は低くても、交通事故は無くならない。自分が加害者になることは皆無ではないので、今まで以上に注意をし、安全運転に心がけようと思った次第である。
ときどきみをふるわせるどうさをしましす。ちょうど犬が水浴び後に体を震わせて水を払いのける動作に似ています。コサギの場合には水の中に入ることはしないので、意味不明です。