最近、残業が続き、また、早寝するため、なにかと模型製作の時間が取れない中、コツコツ組み上げを行っています。
さてこのキット、インストでは判りにくい組み立て箇所が何点かあり、ネットでT-90の写真を確認しながら、細部を製作する必要があります。
特に、砲塔上の機関砲弾薬ケースの裏に取り付けられた箱みたいなモノの取り付け位置がよく判りませんでしたが、幸いT-90の詳細を紹介しているサイトがあり、それを見ながら組み立てました。
その箱みたいなモノ、何のための箱だか判りませんが、キューポラへの支持架の長さが足りないため、プラ板を切り出して延長(白く見える部分)。
砲塔の右側面。写真のT-90は鋳造砲塔です。(原型はT-72スーパー・ドリー・パートン型か?)
キットは溶接砲塔という事もあり、レーザー波検知器の位置が違い、省略されているディティールもありますが、キットでもほぼ忠実に再現されています。
ロシアのAFVは、非対称戦闘を意識し、製造時期によって小物の取り付け位置がコロコロ変わるので、神経質にならなくてよいでしょう。
砲塔左側面のERAボックス。
砲塔に取り付けられたERAですが、プラ板+延ばしランナーで、簡単にディティールを追加。
フェンダーですが、側面へ回り込むような感じの一体ものである事が判ります。
キットでは、フェンダーの全面・側面の間に接合部分がありますので、パテ埋めして一体ものとして表現。
車体前面。
キットは写真の車輛とは違ったタイプの様です。
機関室上面。
このキットにはエッチングパーツが入っておらず、エンジンルーバーは付属のナイロンメッシュを用いました。まぁ悪くはないです。
最後尾にもメッシュを取り付ける開口部があるのですが、塗装の際、手間取りそうな部分だったので、装甲版を閉めた状態にしました。
かなりゴチャゴチャしている、砲塔上面。
細かいパーツは瞬間接着剤を流し込み、補強しています。
また、砲基部にある機関銃は、ピンバイスで穴をあけます。
側面の増加装甲板。爆発反応装甲(ERA)かは不明。迷彩塗装の参考にもなりますね。
この薄さから推定すると、成形炸薬弾(RPG-7など)へのスタンドオフを稼ぐための、単なる鋼板かセラミックのプレートかもしれません。
この装甲板のパーツは、淵の部分にメクレがありますので、デザインナイフを使って修正します。
組み立てが完了。
塗装前にもう一度アラが無いか精査し、水洗いをしようと思います。