ホーエンシュタウフェン

生きるために食え、食うために生きるな。

五式中戦車「チリ」制作開始

2009-11-22 18:50:50 | WWⅡ 戦車模型 制作過程

ファインモールドのサプライズキット、五式中戦車「チリ」の制作を開始します。

発売のアナウンスに、最近に無い気の昂りを感じ、「絶対に買わねば」と、行きつけの模型店に予約して購入しました。

この戦車がインジェクションでキット化されるなど、全く知りませんでしたからビックリした方も多いと思います。

これに、闘志あふれる表情の戦車兵のフィギアでも付いてれば、言う事ないんだけどなぁ・・・

五式中戦車は、日本陸軍最期の決戦兵器。日本人たる自分を誇りにし、ラストサムライを自認(笑)する私としては、造らないテはありません。

また本業である戦車模型に戻り、腰を据えてじっくりと仕上げていきたいと思います。

余談ですが、今年の夏、個人的な想いから靖国神社で慰霊・参拝したおり、新しくなった「遊就館」にて、20年ぶりくらいにチハ車と対面したのですが、思いのほかデカク感じましたねぇ・・・・「こんなに大きかったっけ?」と。昔はそう思わなかったんですが・・・・土浦武器学校で見たシャーマンもデカかったですが。

それよりも大きいこの戦車。その大きさは、模型でしか図ることが出来ません。

001

仮組してみます。日本の戦車とは思えないデカさが目にしみます。

シルエットとしては、三式中戦車の拡大版というところです。

砲塔は箱組みなので、面同士のチリがずれない様、位置決めを慎重に行う必要があります。

003

このキットの足回りのパーツには問題があります。メインのサスペンションと鶴巻バネを繋ぐパーツですが、ダボと車体側に取り付けるダボ穴が全く合いません。ダボを切り取って接着します。優れたキットを提供するメーカーなわりに、この辺の設計の詰めが甘いと感じます。

004

サフ吹きで消えてしまいそうな控え目な表現の溶接跡を、プラペーパーで派手目に再現します。

005

006

とりあえず目に付くところは再現していきます。(まだ途中)

007_2

また、このキットでは装甲板の荒れが表現されていますが、これがまた・・・素人がリューターを使って荒らしたようなショボいものとなっていますので、溶きパテで修正してやります。

日本軍戦車の鮮明な写真などを見ると、とてもなだらかな表面仕上げである事が確認できます。表面の荒れなど無いと言ってもいいでしょう。なので、やり過ぎにならないよう、ホドホドに表現します。あくまで模型映えを考えた表現です。

8444_037

車体側にも同様の処理をします。

8444_038

8444_039

防盾は鋳造?なのかな?ややオーバーに鋳造肌を表現。

パテを塗ったところは、ペーパーがけをして、表面を平滑にし、圧延鋼板ぽく見えるようにします。

キューポラも手を抜かず、しっかりと継ぎ目を埋めましょう。

塗装は、カーキ単色でやるつもり。この戦車には迷彩は似合わないと感じます。

残されたあの白黒写真のイメージが強いんですかねぇ・・・

単調にならないよう、アダム・ワイルダーの手法を今研究中。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ザ★アニメージ 装甲バトルスーツ:ザリグ完成

2009-11-12 02:52:12 | ザ・アニメージ

ギド帝国のピラト総督専用のバトルスーツがこの「ザリグ」である。ディープレッドとシャインオレンジでマーキングされたボディは20mを超える。

ザリグのパイロットであるピラト総督は、全宇宙征服・・・・という野心のためなら手段を選ばない、という非情さを持っている。

チェーン・ショット、ビームバズーカなどで武装し、小惑星なら一瞬のうちに破壊するほどの恐るべきパワーを持っている。(BOXアート説明より)

 

 

028

 

 

 

 

 

「チッ!!なさけない奴らだ!どけ!俺が相手になってやる!!」

008

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

023

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

025

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

021

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

020

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

024

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

017

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

022

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

018

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

026

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

009_2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

005

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

015

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

010

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

019

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【制作を終えて】

初志貫徹で「ガチ」で作る事が出来ました。

インターネットの発達で、「ザ★アニメージ」で検索すると、ポツポツと取り上げているサイトも散見されますが、作例として紹介しているところはまだまだ少なく、気合の入った制作をしたモデラーもいないようです。

また、作例にしても、キットを素組みとするのではなく、今風のスタイルにディフォルメされてしまう方もいるようです。

肩をハの字型にいからせ、足もまたハの字型にし、小顔にするような。

要するに「カトキハジメ・コンプレックス」とでも言えましょうか。

私はそういったディフォルメは、ハッキリ言って類型的でツマラナイと思うし、往年のロボットプラモの「味」を殺さぬよう、キットのありのままを楽しもう、という感覚で作りました。

以前にも語りましたが、私は今の、リアリティの無いガンプラ塗装はどうしても馴染めません。

「戦場の匂い」「酷使される兵器」という視点が完全に欠落していると感じるからです。

想うに私らはスケール・モデルで育ちました。

しかし今は、驚く事に「ガンプラ」しか作った事のない層が、模型界のボリュームゾーンとなってしまっています。

それら「ガンプラ」には、スケール感を全く無視した「運河スジ彫り」、小奇麗なエアブラシ塗装が施され、「最初から色が付いた模型なのに、その上にまた同じ色のせてどうすんの?」という素朴な疑問と、「フィギアとどこが違うんだよ?感」が漂っています。

・・・・と、まぁ偉そうに書きましたが、要するに私はこの「ザリグ」というキットを使ってガンプラ」、及び「それが作り出した文化のありよう」と、「ガンプラモデラー」に喧嘩を売り、バンダイのおもちゃキット信奉者の心に、さざ波を起こしたかったんですわな。

1/76シリーズの「ザ★アニメージ」を制作したのは今回が初めてでした。

こうして見てみると、部分的に「ガンダム」のエッセンスが散見出来るものの、全体として見た場合、中々オリジナリティのあるシルエットであると感じます。

カラーリングなどは、明らかに「シャア専用」のあの雰囲気をパクったものと思われますが、各カラーのバランスが取れており、アリイの制作サイドとしても、カラーリングに知恵をしぼった形跡がみられます。

「ザ・アニメージ」シリーズは、当時のガンプラを意識して造られた事は明らかですが、通の子供の間では実は、ある意味「裏ガンダム」として、隠れた人気があった事は否定出来ないでしょう。

ガンダムの新製品が出る間、これでも事足りる、という感覚ですね。

なにせその「モビルスーツ」っぽさ、駄菓子屋などに常に置いてある入手のし易さ、ロボットプラモデルで遊ぼうとする当時の子供たちには、入手困難なガンダムの代替品として、充分な、あるいは怪しげな魅力があったのです。

個人的に残念なのは、こういった、いわゆる類似品を楽しむ環境が、著作権の保護等により無くなってしまった事。

もはや子供が血眼になってプラモデルをつくる時代でもなくなりましたが・・・・・

そして、模型界におけるアリイ製作所の評価が低い事が、個人的には不満ですね・・・タミヤ、ハセガワ、フジミ、イマイ、アオシマ、そしてバンダイと、模型誌に出てくる作例はこんなのばっかでしょう?

アリイには隠れたファンがたくさん居ます。表面化しないだけです。

この、優れたロボットシリーズをもってガンプラに殴り込みをかけた有井製作所に、最大限の賛辞を送りたいと思います。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

B4:不動のドアミラーを交換する(D.I.Y)

2009-11-08 15:00:50 | レガシィB4 メンテ記録

実は我がレガシィの運転席側のドアミラー、モーターが死んでおり、電動格納が出来ません。ミラーの角度調整は可能なのですが。

壊れたのが1年半位前でしたか・・・・・ディーラーでドアミラーの見積もりを聞いたところ、「約30000円」と聞き、「えっ?!・・・そうですか・・・・じゃあ・・・ハイ、このままにします」と言ってからそのまんま放置していました。

と言って、そのままにしておくと、「見えりゃあイイ」「走りゃイイ」みたいな「人間としての質的オヤジ化」が進んでしまいます。

運転席側だから、手で倒す事は容易なんですが・・・・・・

まぁ、とにかく安く済ませるのが常套手段ですから(笑)、当然のごとくヤフオクで動品のドアミラーを物色し、運転席側のモノを2680円でGET。

さらに、取り付け工賃を省くためDIYで取り付けを行う事にしました。

001_2 ドアミラーひとつの交換をするだけなのですが、ドア内張りを剥がさなくてはなりません。取り外し方はネットで調べた上、慎重に行っていきます。各部のピン、ネジを外し、内張りを上に持ち上げると外す事ができます。002

ちなみにフロントスピーカーとインナーバッフルはアルパインを装着しています。純正品はハッキリ言ってオモチャです。音がまるで違います。

003 外した内張り。プラスチックで軽いです。白く見えるのは発砲スチロール。白い点々ははめ込み用のピン。

004 ツイーターを外すとドアミラーの基部があり、ボルト3本で固定されているので、ドアミラーが重みで落ちないように手を添えながらボルトを外します。

なお、この時、ツイーターのカプラーが外されているのを発見。これは、元々このクルマに標準装備されていた「レガシィサウンドシステム」用に付けられていたものなのですが、後で社外オーディオに交換した際、オートバックスのアンチャンが何か勘違い(オーディオの適合・不適合)して外したと思われます。カプラーを繋ぐとちゃんと音が出ました。

この辺のいい加減なところが、私的にオートバックスなどに仕事を任せられない所以。その時インパネのツメも折られたし!

005 取り付け完了。やった、動いた!(^O^)/ヤフオクの出品物は中古品のため、動くか否か、付けてみるまで判らないという、半ばバクチみたいなとこがあるのですが、しっかりと電動格納・ミラー角度調整が行える商品でした。

かなり煤けていて、ほぼ艶なし状態でしたが、コンパウンドで磨くと綺麗になりました。

なお、今回色々調べるうちに初めて知ったのですが、B4の場合、リアデフォッガーをONにすると、ドアミラーヒーターもONになる、という事が判りました。

てか、自分の車がドアミラーヒーター装着車だというのも判りませんでした。北海道から来たクルマだから付いてて不思議は無いんだけど・・・・

ヲイ!スイッチ一緒にすんなよ!スバル(笑)。今まで判らなかったねぇじゃねぇか!

(その後取扱説明書を見たら、ちゃんと記載されていました。)

006

ま・・・・工賃ゼロで治りました。自分で直した充実感もあり、良かった、良かった。喉の奥に刺さった棘が抜けた気分です。

年式はどんどん古くなっていくのとは逆に、クルマは若返ってくるよ!!

(年増の成形手術みたいなもんですが・・・・)

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

B4にデコラインを貼ってみる(DIY)

2009-11-07 22:48:46 | レガシィB4 メンテ記録

最近このページが、「デコライン」で検索にHITする事が多くなってきました。

凹んでいたフロントフェンダーも直し、マイカーに対する愛着もまた増しました。

それはともかく、以前からちょっと気になっていたドレスアップアイテムがありました。

それは「デコライン」

皆さんは「ACシュニッツァー」「アルピナ」「ハルトゲ」等の、主にBMWのチューニングカーをご存じでしょうか。これらはみな、その高性能をさりげなくアピールするアイテムとして、ボディに特徴的なデコラインを貼りめぐらせています。

この「デコライン」を我がB4に施します。BE型のB4は、ウエッジを効かせた80~90年代の欧州セダンに似た雰囲気を持っているため、もしかして似合うかも?と考えたわけです。

さてデコラインとはいっても、我がB4はバリバリの国産車(笑)ですから、ドイツチューニングカーのデコラインをそのまま用いたら嘘になってしまいますし、本物のアルピナラインなどはドエライ値段になります。

どういうデコラインが販売されているのかネットで調べていくと、スポコン系やVIP系のモノが出回っており、その中から割と自分のイメージに近い、控え目ですがシャープなイメージを持つデコラインを選びだす事が出来ました。

008 こういう状態で送られてきました。5500円也。色は半艶のシルバーです。これを自分で切り出して貼っていきます。

009 はがしてそのまま貼るのではなく、ボディにきりふきで水を吹き付け、その上にデコラインを乗せ、位置決めをしてから保護紙をはがすという、ちょっと難しい方法で貼っていきます。単なる1本線ではないので、この方法でないと、細い線と太い線の間隔が均一に出来ません。フロントから貼っていきました。

010 片側が終わった状態。イメージしていたものに近く、なかなか似合ってます。気泡、水泡が結構出て、それを直すのに苦労しました。

040 スペシャルな雰囲気が出る上、周りとは違う自分をアピールする事が出来て、自己満足度は高いです。

021 今日は娘の七五三でしたので、神社をバックに撮影してみました。

028 フロントとリアのデザインは異なっています。B4のウエッジシェイプがより強調されました。

030 派手すぎず目立ちすぎず、バランス良く仕上がりました。チューニングカーっぽいけど、チューニングカーじゃないよ!(笑)

033 034

038 セダンに乗る人=時代遅れなオッサンと思われてしまうこのご時世、このデコラインで、人生守りに入らない「攻めの姿勢」をアピール!この仕様でしばらく乗ってみます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする