ファインモールドのサプライズキット、五式中戦車「チリ」の制作を開始します。
発売のアナウンスに、最近に無い気の昂りを感じ、「絶対に買わねば」と、行きつけの模型店に予約して購入しました。
この戦車がインジェクションでキット化されるなど、全く知りませんでしたからビックリした方も多いと思います。
これに、闘志あふれる表情の戦車兵のフィギアでも付いてれば、言う事ないんだけどなぁ・・・
五式中戦車は、日本陸軍最期の決戦兵器。日本人たる自分を誇りにし、ラストサムライを自認(笑)する私としては、造らないテはありません。
また本業である戦車模型に戻り、腰を据えてじっくりと仕上げていきたいと思います。
余談ですが、今年の夏、個人的な想いから靖国神社で慰霊・参拝したおり、新しくなった「遊就館」にて、20年ぶりくらいにチハ車と対面したのですが、思いのほかデカク感じましたねぇ・・・・「こんなに大きかったっけ?」と。昔はそう思わなかったんですが・・・・土浦武器学校で見たシャーマンもデカかったですが。
それよりも大きいこの戦車。その大きさは、模型でしか図ることが出来ません。
仮組してみます。日本の戦車とは思えないデカさが目にしみます。
シルエットとしては、三式中戦車の拡大版というところです。
砲塔は箱組みなので、面同士のチリがずれない様、位置決めを慎重に行う必要があります。
このキットの足回りのパーツには問題があります。メインのサスペンションと鶴巻バネを繋ぐパーツですが、ダボと車体側に取り付けるダボ穴が全く合いません。ダボを切り取って接着します。優れたキットを提供するメーカーなわりに、この辺の設計の詰めが甘いと感じます。
サフ吹きで消えてしまいそうな控え目な表現の溶接跡を、プラペーパーで派手目に再現します。
とりあえず目に付くところは再現していきます。(まだ途中)
また、このキットでは装甲板の荒れが表現されていますが、これがまた・・・素人がリューターを使って荒らしたようなショボいものとなっていますので、溶きパテで修正してやります。
日本軍戦車の鮮明な写真などを見ると、とてもなだらかな表面仕上げである事が確認できます。表面の荒れなど無いと言ってもいいでしょう。なので、やり過ぎにならないよう、ホドホドに表現します。あくまで模型映えを考えた表現です。
車体側にも同様の処理をします。
防盾は鋳造?なのかな?ややオーバーに鋳造肌を表現。
パテを塗ったところは、ペーパーがけをして、表面を平滑にし、圧延鋼板ぽく見えるようにします。
キューポラも手を抜かず、しっかりと継ぎ目を埋めましょう。
塗装は、カーキ単色でやるつもり。この戦車には迷彩は似合わないと感じます。
残されたあの白黒写真のイメージが強いんですかねぇ・・・
単調にならないよう、アダム・ワイルダーの手法を今研究中。