10年程前、娘が初めて幼稚園に行く日、
家の前に迎えに来た幼稚園バスを見て、
娘は「いや~!行かな~い!とうちゃん、二階に連れてって~!」と、大泣きをした。
そして僕は、言われるままに娘を抱き上げ、
一度二階へと駆け上がった・・。
けれども、これではダメだと思いなおし、泣きじゃくる娘を
幼稚園の先生の手へ・・。
その後娘は、幼稚園へ行っても、すぐに園内に入ろうとはせず、
となりの小さな教会の御御堂の中に、友達二人と隠れ遊び、
先生達を困らせる日々が長く続いた・・。
そして、そんな娘が、気がつけば今年中学進学。
今日、我が家を離れて伊佐市大口にある学園に入寮した。
娘自身が選択をし、望んだ事だった。
カミさんと二人で送ったのち、伊佐市での別れ際、娘が僕に抱きついて来た。
「心配しなくても大丈夫。寮の生活を楽しむんだよ。」とだけ告げた。
他には何も言ってやれなかったけれど、娘は元気な笑顔を見せ、ウン!と頷いてくれた・・。
カミさんは明日が入学式なので、今夜は妹宅へ宿泊。
僕は仕事の都合も有り、鹿児島へ一旦帰宅した。
明日の入学式の参加も、朝にならなければその予定が立たない・・。
一人での鹿児島への帰り道、どういう訳だか昔よく聞いていた、
吉田拓郎の歌が思い出され、大声で歌った・・。
作曲:吉田拓郎 作詞:吉田拓郎
新たな旅立ちを迎えた娘のためと・・、
同時に今、日本と自分自身を元気づけようとしている
皆さんにも贈りたい歌だ・・。
ちなみに拓郎は、伊佐市大口出生の人。
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