花はなのつづり箱

季節に咲く花や日々の暮らしなど、綴っていきたいと思います。

ヨツバヒヨドリ(四葉鵯)

2022-09-24 15:14:03 | 花の名前
ヨツバヒヨドリ(四葉鵯)
 科名/属名:キク科 ヒヨドリバナ属
 分布:北海道 本州 近畿以北 九州
 別名:クルマヒヨドリ 原産地:日本南千島 サハリン 
 草丈:60~120cm   花ことば:清楚

山地に自生する多年草で名前の由来は葉が4枚輪生(実際には3~5枚)し
草が枯れると良く燃える事から「火を取り」が転訛してヒヨドリになった
とされています。

葉は茎に輪生し葉身は10~15㎝の長楕円形から披針形、縁に粗い鋸歯がある。
7∼9月に枝先に散房花序をだし小さな白、淡紫色の筒浄花を多数つける。

花はフジバカマ、ヒヨドリバナに似ていますが葉で見分けられます。
ヒヨドリバナは裂けずに対生します。 
フジバカマは3裂しヨツバヒヨドリは裂けず3~5枚で輪生します。

ヨツバヒヨドリはキク科 ヒヨドリバナ属の多年草でヒヨドリバナの変種とされています。
ヒヨドリバナは葉が対生になるのに対しヨツバヒヨドリは葉が輪生になります。
ヒヨドリバナは白花が多くヨツバヒヨドリは白や紅紫色があるようです。
どちらも同じ頃に咲きますので遠目にはほどんど区別するのは難しいのです。

このヨツバヒヨドリやヒヨドリバナはフジバカマの仲間になりますが
アサギマダラが蜜をを好む事でも知られています。

ヒヨドリバナの蜜は毒性の強いアルカロイドと言う物質が含まれており
これを体内に取り込む事によって鳥などの天敵から身を守り2000Kmを
こえる様な長距離を移動できると言わています。


                     2022.9.13  谷川岳で見た花
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする