マーガレットの気まぐれ写真日記

処暑の頃の風景

 立秋が過ぎ、暦の上で今の時期を処暑といいます。

暑さが一段落する時期になります。

空を見上げると、いつのまにか秋の雲に。

 

堤防に上がると、秋の虫の声がしきりと聞こえます。

そう言えば、茶道教室で、今の時期、白居易の詩の1節「秋蟲喓喓深草中]というお軸がかけられます。

”暗い窓の下、胸に迫るばかりに、深い草の中で虫がしきりに鳴いている。秋の空に遠い夫を思う妻の心、雨の夜の愁いに沈むその人の耳に。”という意味のようです。

ただ単純に「虫が草の中で鳴いている」ということだけでは無いようです。

 

河原には、メマツヨイグサでしょうか。

 

ヘクソカズラも。

 

こちらは、アレチノハナガサかと。

 

クズは、もう終わったのか、花が見られません。

 

イタドリにも花がたくさん ついています。

 

こちらはヤマブキでしょうか。春の花と思っていましたが、今の時期も咲くようです。

 

シマトネリコ。今が盛りと、たくさん花が咲いています。

 

ヒトツバタゴもいっぱい実を付けています。

 

百日紅も、いく夏を惜しむかのように鮮やかな花を見せています。

 

我が家の柚子の木も実が大きくなってきました。昨年は豊作でしたが、今年はそうでも無さそうです。

 

タカサゴユリも庭のあちこちに咲いて、微かな芳香を漂わせています。

 

いろんな植物から季節を教わり、いつの間にか秋の中にいる自分を発見します。

車の音、エアコンの室外機、商店街の高音量の音楽などの騒音ではなく、虫によるBGMを楽しんだひと時でした。

コメント一覧

マーガレット
hashiba 511さんへ
信州は夏が短かったんですね。一見可愛い花ですが、見た目だけでなく、植物の個性に寄って付けられたんですね。
hashiba511
http://d.hatena.ne.jp/hashiba511/
信州はようやく梅雨が明けたと思たっら、もう秋です。
秋の七草もほぼ出揃ってます。

それにしても「屁と糞」をつけた花はかわいそうですね(^O^)

マーガレット
多摩NTの住人さんへ
ヤマブキ、返り咲きだったんですね。
道理で。春夏秋冬のうち、一時しか咲かない、という固定観念を払拭しなさい・・・と言うヤマブキの声が聞こえるようです。(笑)
マーガレット
Bell3さんへ
暑さで辟易とする夏が終わり、心地よい秋が来るとホッとし、もの思う余裕が出来ますね。
先人たちの詩、素晴らしいですね。
ヒトツバタゴの花は毎年あちこちで見られますが、実を見たのは、今回が初めてでした。
繊細な花の割には大きな実だと思いました。
多摩NTの住人
こんにちは
https://blog.goo.ne.jp/botanicallife5-1956
まだ残暑厳しいですが、秋の花が次々に咲いてきますね。ヤマブキは当地でも返り咲きを良く見ます。
Bell3
http://bell3.blog.jp
ようやく秋めいて来ましたね。秋というのは人を感傷的にさせますね。この漢詩も含蓄があって素晴らしいですね。
当地にはヒトツバタゴがなくて、花の時期には他地へ花を見に行くこともありますが、果実を見るのは初めてです。可愛い感じの実ですね。
マーガレット
山小屋さんへ
蓑一つだに、実のひとつだに無きぞ悲しき、は
八重のヤマブキだったんですね。
先人の識見は素晴らしいですね。
マーガレット
ヒューマンさんへ
花鳥風月、全てが変わっていきますね。
今日からいよいよ9月ですね。
今年も残り少なくなりました。(笑)
山小屋
https://blog.goo.ne.jp/terusan115
秋の空・・・
雲が高く感じられます。
夜になると虫の声もよく聞こえます。
あの暑かった夏も終わりになったようです。

ヤマブキは一重・・・
これは八重ですからヤエヤマブキですね。
ヤマブキには実ができますが、ヤエヤマブキには
実ができません。
あの有名な詩はこのヤエヤマブキだったようです。

ヒューマン
こんばんは
秋の足音が聞こえますね
セミの鳴き声も少し静かになりました
明日からは9月 涼しくなってほしい
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