住宅街を自転車で走っていると、住宅街の中にしては珍しい雑木林がありました。
景色を見ながらゆっくり自転車を走らせます。すると林の奥の方で何か光っているものがありました。
何だろうと思い自転車を止めました。小さな白い可愛い花が一面に咲いています。暗い雑木林の斜面に、白い花が灯りを灯しているようです。
斜面を少し登り、花の近くまで行って写真を撮りました。何の花だろうと考えながら斜面を降りてきて、ふとズボンを見ると裾に草がいっぱいくっ付いています。ヌスビトハギの実です。
可愛い花をヌスビトに荒らされないように、ヌスビトハギがその番人の役目を果たしていたのですね。