八百屋さんで、干し柿用の渋柿が並んでいました。
3年ほど前に作ったことがありますが、1昨年、昨年は何だか慌ただしく時が過ぎ、作る機会を逸しました。
甘くもちもちした食感を思いだし、20個入りの箱を一箱買ってきて、早速皮をむき、日あたりの良い場所に吊るしました。
1日経つと、少し水分が抜け、柿がやや小さくなります。
今年店頭に並んでいた柿は今まで見たことが無いほど綺麗で大きな柿です。
今のうちなら、まだ間に合う、ともう1箱作ろうと、再び八百屋さんへ。
レジの若い店員が、私の買った柿を見て「綺麗な柿ですね。出来たらさぞ美味しいでしょうね」と、まじまじ柿を眺め、出来れば作ってみたいというふうに見てとれました。
「こんなに良い柿は今まで無かったわ。出来あがったら、孫にも送ろうと思う。あなたも作ってみたら」と言うと、
「難しいでしょうね」
「皮を向いて、紐に吊るすだけよ。子供さんも喜ぶわよ」
干し柿造りはこの時期にしか出来ない。今を逃せば又来年です。
季節はどんどん移り変わっていきます。日の出の太陽、日没の太陽の動きが何と速いことか。
柿に限らず、今まで、やらずに後悔したことがたくさんあります。
”後悔先にたたず”
ちょっと大げさかもしれませんが、柿に関しては、これで悔いはないかもしれません。