ササユリの季節です。
以前岐阜県の御嵩の森には数回行ったことがありますが、今年は、そことは違う場所で咲くササユリを見たいと思いました。
豊田市松嶺のササユリの里です。
目的地の近くまで行ったところで、場所が特定できず近所の住民に尋ねると、「もう終わってるよ」という返事でした。
それでもいくらかは見られるのでは、と教わった細い山道を奥へ進むと広い駐車場にでました。
案の定、駐車場に車は1台もありません。
そうは言っても、少しは残っているのではと期待しながら登って行きます。
登って行く途中、道の端に土をひっかいたような跡があります。猪の仕業でしょうか。
アジサイやツツジは咲いているもののササユリは?
やはりもう終わってしまったのか?
足取り重く、でも先に進むと目の前に突然ササユリの姿が・・・。
期待はしていたものの諦め半分で歩いていた矢先です。
「ようこそ、よく来てくれました。まだ大丈夫ですよ」と。
私のように遅れてきた者のために咲き残っていてくれたのでしょうね。
ササユリの優しい心根に、母のような包容力を感じました。(^o^)
登って行く途中、所々にまだいくつか花が見られました。
最盛期にはきっとこのあたり一面美しい花が見られるのでしょう。
傍らにこんな花も咲いていました。
ササユリの開花時期にぴったりと照準が合わせられず、満開のササユリを見ることは出来ませんでしたが、時期がずれたことに寄り、又違う、その時期にしか見られ無い花との出会いもあります。
花との出会いは一期一会ですね。
花に限らず、のことなんでしょうね。