一昨日、とても懐かしい和菓子に出会いました。名神高速道路上の養老サービスエリアに立ち寄った時です。
今から50年以上前のことですが、我が家は岐阜が比較的近く、両親が時々、金華山、岐阜城、柳が瀬、長良川の花火に連れて行ってくれました。その帰り道、金華山の近くの店で、この最中を買って帰ることがたびたびありました。
先日、岐阜に行く機会があり、金華山の麓を通った時、あの最中のことを思いだし探してみようと思いました。
何十年も前のことで記憶も薄れ、町の様子も変わり、結局見つけることは出来ず、何だか大切なものを忘れてきたような気持ちで帰ってきました。
そんな経緯もあり、今回こうして50年振りに再会し、改めてこの最中の皮の香りと滑らかで程良い甘さの餡に感動しました。
懐かしさが、この最中の味に一層拍車をかけたのかもしれません。
何か目に見えない力が働いて、こうしてこの起き上がり最中と出会う運命だったような気がしてなりませんでした。