夢色

集めてるもの 見たもの 書きたいものを 思いついた時に。
基本ネタバレ注意。
火月 神の気まぐれ よろずメモ。

手紙の

2006-12-13 | た行

手紙の最後を
「では またね」
と結べる事の
幸せさ

気付くのが遅すぎた私
一文字一文字から溢れ出る貴女

後悔 は貴女を傷つけるでしょうか───


夜、ひとり

2006-12-13 | や・ら・わ行

微かな雷鳴が 壊れた時計を巻き戻し始める


暗い部屋で思い出すのは 失った あの胸の痛み
窓の外高く上がるモノクロの月に
こんなにも願った想い
砕かれた 電話のベル
大丈夫だと 何を根拠に信じてた
儚い日常
泣きながら書き殴った 宛先のない手紙
私はこれから 何処に行けばいいの?

どんなに遠く離れても届いてたココロなのに
これから もう 見つからない
失ったのは あなたの身体ではなく 時の歩み
残ったのは     セピア色の過去だけ
今はもう 涙の行き着く先なんて
ないの
だから私 空見上げて
癒えることなんて できない
気付いたの
解決してくれるのは 時間なんかじゃなく
かけがえのない あなただけ
あなたの心は きっと いつも
私を抱き締めてくれているのだろうけど
感じ合うこと叶わぬ二人
冷たい手は 私?
私はもう 孤独ひとりだよ
もう
一人だよ・・・

夜風にお願い
片頬伝う涙で
私を夢に彷徨
わせて・・・