身近な自然となかよくblog (旧「菊名エコクラブblog」)

自然環境と調和した持続可能な社会を!

by NACS-J認定 自然観察指導員 松田 照之

2020年8月1日、綱島公園での「真夏の夜の自然探検」報告

2020年08月02日 19時39分22秒 | 1-1.菊名エコクラブの町なか自然教室

昨日、2020年8月1日は、予定どおり綱島公園で「真夏の夜の自然探検」を行ないました。

2週間から3週間、ずっと雨が降ったり曇りだったりしていましたが、この日は朝のうち雨が降っただけで、その後はカラッと晴れていました。今日わかったことですが、これが梅雨明け。

この梅雨明けの日に「真夏の夜の自然探検」を行なうことができて、グッドタイミングだったと思います。

集まってくれたのは15人くらいで、ご家族での参加が多かったです。

説明したり質問に答えたりしながら、ゆっくり園内を歩き、色々な生きものたちを見つけていきました。

昨年は台風で中止にしたため、一昨年は行なった時期が遅かったために見られなかったセミの羽化(幼虫から成虫へとなるために脱皮すること)が見られて良かったです。

地面の湿ったところでカマドウマを見つけました。カマドウマは羽の退化したバッタの仲間で、むかしは釜戸の周辺によく見られ、体の色や跳びはねる様子が馬に似ているということから、この名が付きました。

チョウの仲間、アカボシゴマダラを見つけました。アカボシゴマダラはアゲハチョウに似ますが、タテハチョウの仲間です。誰かが勝手に日本に持ち込んだ外来種だと言われています。

セミの羽化が見られました。

一昨年見られたヤモリやコウモリ、ヨツボシケシキスイは見られませんでしたが、この時見られなかったセミの羽化を見ることができて、良かったです。

昨日の終了後に早くも写真付きの感想が送られてきましたので、紹介させていただきます。

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観察会に参加させていただきました、Mです。本日はありがとうございました。
このような自然の形でセミの羽化を見られるのは初めてでしたので感動致しました。
特に不完全変態の羽化は一瞬にして姿が変わる故に緊張感が伝わりハラハラします。
あの後プール脇の入り口近くの木でニイニイゼミが羽化した後の状態を発見しましたので写真を送付致します。

 

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横浜市のカエルについて

2020年08月02日 19時24分48秒 | その他

昨日行なった綱島公園での「真夏の夜の自然探検」で、カエルについての質問を受けました。

その場でも、お答えしましたが、以前作って、こちらのブログにも載せた資料をまた載せておくと約束しましたので、載せます。

綱島公園で私はカエルを見たことはありませんが、いるとしたらヒキガエルです。ヒキガエルは地上性のカエルで、森の地面に生息。昔は人家の庭にも見られました。カエルの中では最も都市化に強いカエルと言われていましたが、生息環境がなくなってきているため、神奈川県ではアマガエルよりも絶滅危惧ランクの高いカエルとなっています。

これは2017年に調べたものです。

 

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