版画草子 All That Print Work

自作版画作品と日常の写真を日記形式で紹介してゆきます。
(画像の無断使用は固くお断りします。)

美術鑑賞って何? 3 What is appriciation of fine arts? 3

2008-02-27 10:38:01 | 作品 Works

冬の城山公園

前回のつづきです。

しかしセザンヌ(1839-1906)が出て来た頃から少し状況が変わってきました。
その頃(1840年頃)には写真術がほぼ確立され 
対象物を再現するという事に於いて 写真の方がはるかに新鮮で
画期的な表現技術として多くの人に支持され始めました。

そういうある意味では従来の絵画の危機的な背景の中で
セザンヌは自然であれ 人物達であれ ありのままの再現では
もうだめだと考えたのではないでしょうか。
(聞いた訳ではありませんが.....)

実際当時の職業画家 特に肖像画を描いていた画家達の多くは
写真に取って代わられたので職を失ってしまったそうです。
時代の流れ・技術革新の激しい変化に 絵画の世界も
無縁ではいられなくなっていったようです。

Around after Sezanne (1839-1906)appeared, the situation gradually changed.
At that time(about 1840), the photographic technique was almost established.
When it comes to reproducing an object, the photograph started finding wider support
among the people as much newer and epoch-making method.
Taking the critical state of existing pictures into consideration,
Sezanne might have thought that just reproduction of the objects
…the nature or figures…had no future.

In fact, many professional painters of those days, especially experts of portraits,
seemed to lose their job.
Also the world of the pictures was not apparently allowed to be untouched
by the trend of the times and drastic changes in technical innovation.



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