荒川 飛行船
大橋巨泉さんは早いうちに句作を止められたようで
今はなかなか簡単には見る事は出来ません。
ちょっと残念です。
俳句に関心を持ってほどなく
渡辺白泉と言う人の無季俳句に出会いました。
(ご存知の方も多いと思います)
戦争が廊下の奥に立っていた 白泉
「これも俳句か.....」私には衝撃的な俳句でした。
ー小さな庭に面した縁側 白い障子が日に輝いている廊下の奥
日が遮られた薄闇に 突然ぼーっと現れた戦争の幻影ー
あるいは
ー生徒がみんな下校した後の静かな校舎
物音しない薄暗い廊下の奥にそれまでは気がつかなかった
戦争の影が立っていたー
進んで賛成した訳でも 強く反対した訳でもないが
いつの間にか身近に戦争が居座っていた....
そんな情景が浮かび上がってきました。
どんな文章や画像にもかなわない
戦争の不気味さが伝わってきます。
つづく
今年の紅花
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