風の声

想いつくまま

歯向かう者への見せしめ安倍政権の本性

2018年03月17日 | 日記
これが安倍政権の本性だ。

加計疑惑で「行政がゆがめられた」と国会証言した前川前事務次官。
政権の言いなりになる官僚ばかりのなのに、筋を通す勇気ある発言だった。

その前川喜平さんが名古屋市にある中学校に招かれて授業をした。
すると、文科省が名古屋市教委に対して圧力をかけている。

講師に招いた意図や録音を差し出せと、脅したことが問題になっている。

市教委への圧力メールはには、前川氏の悪口まで長々と書いてあった。
交通費や謝金の額、動員の有無、聴講者の反応まで問い正すという異常さだ。

独立した教育委員会や学校の授業に、文科省が介入することは不当なこと。
それなのに、ここまでやるのは、政権に歯向かった前川氏への嫌がらせだ。
こうやって、招いた側に圧力をかけて、前川氏の教育活動を邪魔したいため。

「安倍政権に歯向かう者はこうなるんだぞ」と見せしめにしたいためだ。

文科省の事務方のトップの前川氏、普通ならおいしい天下りが約束される。
部屋付き、秘書付き、車付きの天下りポストを渡り歩き、数億円を稼げた。

それら一切を棒に振って、政権に立ち向かうのは、並の正義感ではできない。

前川氏は現在、夜間学校でボランティアの先生をしているのだという。
名古屋に招かれた講師料も5万円だったというから、一般的な謝金の額だ。

民間人になっている人に、ここまで嫌がらせをし、権力を乱用する異常さ。

安倍政権の本性がまた現れた出来事だ。


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死をもって「告発」しようとした事は何だったのか

2018年03月17日 | 日記
「もし私や妻が関わっていたなら総理も議員も辞めますよ」

全ては、1年前、安倍総理が国会で答弁したこの一言が始まりだった。
とうとう、財務省の組織ぐるみの「公文書改ざん」という前代未聞の事件に発展した。


ニセモノの文書ではなく、1年前にホンモノの文書が出ていれば、事態は変わっていた。
1年前、問題発覚後に安倍内閣の支持率は30%を切るところまで下がっていた。
もし、ホンモノの文書が出ていたら、退陣しざるを得ない状況になっていたのは明らか。

秋の総選挙での自民圧勝も、安倍内閣の継続も、有り得なかった。

そう考えたら、安倍夫人に関する箇所を文書からすべて消した効果は莫大だった。

それが、犯罪を覚悟で、公文書を改ざんさせ隠ぺいさせた狙いに他ならない。
だから、ウソ答弁の佐川局長は首相を救った英雄で、論功行賞で長官に出世した。

「辞める」と公言した安倍総理に関わることを財務省の一部だけの判断で行うはずがない。

「このままでは、自分ひとりの責任にされてしまう」とメモを遺して自殺した担当職員。
自らの命を絶ち、死をもって「告発」しようとした事は何だったのか。

責任と罪は現場に押し付け、職員を自殺に追いやったことは許されない。

こんなデタラメを国会がうやむやにするなら、この国の民主主義は自滅する。



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