急速に劣化する霞が関だ。
平気でウソをつく官僚が繁殖しているのは何故か。
佐川元国税長官のウソ答弁に代表される、官僚の劣化が目に余る。
働き方改革でも法案の基になっているデータもウソだらけだった。
前川喜平氏の授業いやがらせ問題でも、文科官僚が政治介入を手助けしていた。
問題が発覚すると「文科省の判断でやった」と言っていたがウソだった。
安倍ブレーンといわれる自民党の国会議員2人から指示されて行っていた。
名古屋市教委へ送りつけた15の質問項目も自民議員の言いなりで作ったものだった。
「安倍首相に歯向かう者は懲らしめる」という露骨な調査項目が並ぶ異常なものだ。
ウソだったことが暴かれると「そんなこと言いましたっけ」とウソを重ねる始末。
あまりにも、程度が低すぎて話にならない。
トップ官僚の人事権を安倍官邸が握って以来、官僚のウソが特に顕著になっている。
「長いものには巻かれろ」と、総理官邸ばかりを見て過ごす官僚たちが繁殖したからだ。
その空気が霞ヶ関全体に蔓延し、得意の「忖度」が次々とウソを誘発させる。
ウソつき官僚の繁殖は、この国の政治の劣化が引き起こしているのだ。