-アラジンストーブ メンテナンスと販売- 暮しの道具とストーヴ『KEM-G』

芯上下式石油ストーブのメンテナンスと在庫ストーブのご紹介などなど
(石油機器技術管理士の資格を取得しています)

二個イチ兄弟の話(続き)

2013年01月23日 | 日記
今回は、先回の話の続き、二個イチ兄弟の弟『二個イチ ダメ太郎』のご紹介です。



状態の悪いパーツばかりを集めることになった弟分の『ダメ太郎』を、一生懸命に磨いてみましたが、

どうしても元の状態には戻りませんでした。

そういった事情で、仕方なく、お客様に販売することは諦めたストーブなのですが、

学校の先生にとって、手間がかかった教え子ほど、より強く記憶に残っていると

いうのと同じように、この『ダメ太郎』も一生懸命にレストアしただけに、

どのストーブよりも愛着が湧いてしまいました。

状態の悪いパーツばかりで、私が組み上げた訳ですから、『ダメ太郎」には

何の落ち度もありません。

よくよく考えて、『ダメ太郎』には、我が家で使用する3台目のアラジンとして、

永久就職してもらうことにしました。

そして、冬の時期の骨董市出店の際には、暖をとるためのストーブとして、

持っていくことにしました。


そういう余生になったことを、まるで、知っているかのように、

『ダメ太郎』は毎日毎日、それはそれは綺麗な青い炎で、一生懸命に

我が家を暖めてくれており、カミサンは、「『ダメ太郎』が一番、

灯油の減りが遅い」と、燃費の良さに太鼓判を押してくれています。



(燃費はどのアラジンももさほど変わりはないはずなのですが、『ダメ太郎』は、

 給油のタイミングが、なぜか他のストーブより遅いのは本当なんです)


対震装置ナシ、ツマミは中途半端、塗装は剥がれ、

何の取り柄も無いストーブですが、既に、我が家では、しっかりと

その存在をアピールして活躍しています。


この冬の骨董市には、あちこち『ダメ太郎』を連れていきますので、

サビサビのストーブを見かけましたら、思い出してやってください。


因みに1月は、26日の浦和 調神社、28日の川越 成田山別院で、

ストーブを並べる予定です。

よろしければお声がけください。お待ちしています。