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芯上下式石油ストーブのメンテナンスと在庫ストーブのご紹介などなど
(石油機器技術管理士の資格を取得しています)

シリーズ39の燃料計が動かないの巻

2015年01月04日 | 日記

あけましおめでとうございます。

昨年末の11月に更新して以来、何もせずにとうとう年が明けてしまいました。

 

今年はコツコツとやっていこうと思っておりますので、よろしければ、引き続きご覧になってください。

 

唐突ですが、きょうは、『燃料計の針が固まってしまって動かない』場合に、

ご自宅ではどんな応急処置ができるのかをご紹介します。

 

というのも、ちょうど1年前にシリーズ39をお買い求めいただいた厚木市のS様より、

この症状が出たとのSOSをいただき、何とか簡単に直す方法はないものかと

考えてみました。

同じ症状でお困りの方、参考にしてみてください。

 

これからご紹介する方法は、シリーズ39の場合に使える方法です。

先ずはシリーズ39のタンクの外観です。

 

シリーズ39は上の写真のように、給油口と燃料計の距離が約12センチと近く、

給油口から細長い物を差しこめば、比較的、簡単に『燃料計の部品』にたどり着きます。

 

さて、肝心の『燃料計の部品』ですが、タンクの内側はこうなっています。

 

黒いプラスチックの玉が細長い金属棒の先についています。

この玉が灯油の水面(?)に浮かんだ状態になり、灯油の量によって玉が上がり下がりして

燃料計の針が動く仕組みです。

 

「針が固定したまま動かない」という症状は、

何かの原因で、この玉がどこかの位置のままで動かなくなってしまっていると想像できます。

 

さて、これからが応急処置です。

まず、クリーニング屋さんの針金ハンガーを手で曲げていって、下の写真のような物を作ります。

 

直角に曲がったところから先端までは約20センチ。

20センチの部分は少したわんだ状態にしておきます。

『燃料計の部品』の黒い玉の直径は約2センチですので、

折り曲げたハンガーの隙間で玉をはさんでしまうことの無いように、隙間は1センチ程度にしておきます。

 

さて、この針金を給油口から差し込みます。

 

燃料計部品の黒い玉が付いている金属棒は、あまり硬い物ではなく、

強い力を加えると曲がってしまいますので、

差し込んだハンガーで金属棒を曲げてしまわないように、

ゆっくりゆっくりと、タンクの底にハンガーを沿わせる感じで差し込んでいきます。

 

約15センチほど差し込めれば、もうハンガーの先端は金属棒の下をくぐっています。

そこからハンガーの先端をゆっくりと上に持ち上げていきます。

そうするとハンガーが金属棒を持ち上げますので、連動して燃料計の赤い針がピクピクと動きます。

 

もし、軽い症状の燃料計固まりでしたら、このピクピクを何度かやれば、

固まっていた原因(例えばどこかに引っかかっていた)が外れて、正常に動き始めるはずです。

 

これでもダメなときは、入院が必要な症状だと思いますが、

燃料計の構造は非常にシンプルですので、そんなに複雑な故障は無いと思います。

 

くれぐれも、ハンガーで黒い玉が付いている金属棒を曲げてしまうことが無いように、

そっとそっと動かすことが、この応急処置の勘所です。

 

 

 

 

さて、元旦に初詣に行ってきました。

ここ何年もおみくじはいい結果ではなかったのに、今年は 『大吉』。

やっぱり、『大吉』 出ると嬉しいですね。

 

それでは、1月12日の桐生骨董市でお待ちいたしております。


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