PARKTOOL PRS-21 スーパーライトチームレーススタンド。
沢山の刻みダンボールと共に本体パーツが納められています。
入っていたのはコレで全部。全て自分で組み立てる感じですね。
ネジ類などの小物も袋から出しました。休日にノンビリ飲みながらやるには良い感じでしょうか。説明書は英語ですが、展開図などを見ながらちゃちゃっと出来ます。でも、ゆっくり仕組みを理解しながら慎重に組み立てました。必要な工具はアーレンキーのセットと組み立て用のグリス位。私はデュラグリス、セラミックグリス、カンパグリスしか無いので、一番無難そうなデュラグリスを必要そうな箇所に使いながら組み立てました。
完成です。3本足と中央の支柱、横に伸びている四角いパイプはアルミ製です。実際に計ってみるとカタログよりも軽い5.7kg。実際、本当に軽くて、組み立てや移動はとても楽ちんです。三本の足と中央の支柱を支えるパーツ(青いところ)と、支柱から横に伸びている四角いパイプを支えるパーツは鉄製で、必要な部分はしっかり強度を確保しているみたい。作りは堅牢で、重い重い古いランドナーを固定してみましたがグラつくような事は無く、非常に安定しています。
水平ビーム(と、言うらしい)に通したこの部品をスライドして、フォークエンド・リアエンド部分をクランプします。
高さと回転の固定はクイックと左下のダイヤルの二箇所で行います。クイックを締めた状態でダイヤルを緩めると横に回転することが出来ます。両方緩めると支柱が床まで下がってしまうので慣れるまでは注意が必要です。ダイヤルの方はねじ込んでいくとセンター支柱を直接押すのでは無く、センター支柱と青いユニット部品の隙間に挟んであるプラスチックラバーを押します。ですので、毎回きつく締めると結構早い段階でラバーに穴が開きそうな気がします。まあ開いても問題無いし、いずれ開く想定で作られてる気もしますが…。このダイヤル、全然弱い力で締めてもある程度固定してくれます。クイックを締めていれば尚更強い力での固定は必要無さそうなので、私はなるべく弱く締めるように心がけています。
三本足とセンター支柱を繋ぐユニット部品。コレは重いのでスチールだと思います。溶接してあって相当に頑丈そうです。このユニット部品とセンター支柱の間にはセンター支柱の動きをスムーズに行うのが目的と思われるプラスチックラバーが巻いてあります。
フロントフォークをクランプした状態。前輪用のクイックは締め付ける幅が大きくなっていて、いちいちネジを緩めないでも良い様に工夫されています。
BBを支える部分。一番下の受け(銀色のパーツ)は鉄製です。その上、ゴムコーティングの中が何なのか判りません。下のスチール部品からゴムコーティングになってすぐ、三角になっていくところで厚さが出てくるので、スチールに何かを被せた後、厚めのコーティングをしているように見えます。
フロントフォークをクランプするだけでしっかり固定されるので作業は可能です。付属のバンドをダウンチューブBB上に巻いて締め付けると、より一層強固に固定されます。こんな写真はネット上で良く見かけますが、予想以上に安定しています。
畳むと非常にコンパクト。でも、ケースが欲しいですね。
以下、商品説明抜粋。
PRS-20の優れた安定性、機能性、そしてルックスはそのままに機動性を向上させた軽量モデル。アルミ材を採用し、PRS-20に比べ35%の軽量化に成功しました。移動の多いレース現場でのメカニックにさらに機動性を提供します。PRS-20同様、トレイやペーパータオルホルダーなどのアクセサリーの取り付けが可能になりました。
記載に有る様に、とても軽いです。このPRS-21しか知りませんが、スチールパイプのPRS-20は結構重いんじゃ無いかなと思います。ガタツキや安定性に関する不安は今のところ一切無し。購入にあたって検討したのはTAX スパイダー3050と、同じくTAX サイクルモーション307。ネットでの評判も良く、パークツールよりも全然安い値段で購入し易い感じでした。
Park Tool(ホーザン日本語版)ポータブルリペアスタンドのページは下記URLから。
http://www.hozan.co.jp/parktool/catalog/_Portable_Repair_Stands.html