SUNTOUR、初代SUPERDE PRO(シュパーブプロ) キャリパーブレーキ。
1982年のカタログに載っていますから、34年前のブレーキ。取り付けたフレームの方はもう少し最近?(90年代)のモノですし、そもそも本来カンパで組むのが似合いそうな舶来製なんですが…。
SUNTOURが好き(*_ω_*)φ
初代(茶)はGC400(GC/グランコンペ)のOEM。
二代目(黒/1985年?)はRGC400(RGC/ロイヤルグランコンペ)のOEM。
どちらも当時国産の最上位で、カンパに習って追い付け追い越せと必死になっていた古き良き時代。この頃の国産部品は値段やグレードに関係なくしっかり作られた物が多く、惹きつけられる魅力が有ります。
SUPERDE PROのブレーキといえば、スプリングを内蔵した最終型を連想する方が多いと思います。シングルピボッドながらスプリングが見えないのでスッキリしていますし、流れるようなオリジナルのデザインも秀逸。確かに素敵なブレーキでウチのフレームには年代的にもリンクしてきますが、スプリング内蔵型は基本的にメンテナンスフリーで簡単にはメンテ出来ない構造みたい(でも綺麗なヤツが有れば欲しい…)。そういう意味では初代のコチラは馴染みやすい。
RADACで使っていたDIA-COMPEと比べると圧倒的に質感が上がっただけでなく、全体的にシュッとしたというか何というか。本分の効きに関しては…、極端には変わらないかな。
舟とシューは制動力重視で、シマノのシューが使えるTIOGA製に交換。ただ、舟にSUPERDEの刻印が入る茶色のシューはやっぱりカッコイイ。実際の制動力、トーイン調整出来ない事での音鳴り、リムへの攻撃性が気になるところで、どうしようかな…。保管状態はすこぶる良かったですし触った感触では大丈夫な気もしますが、30年以上前のゴム製品ですから劣化はあって当然。お飾りなら遠慮なく使うところですが、普通に乗って遠出もするし、悩むところ(-_-;)
とりあえず付けていたブレーキはSUNTOUR α-5000。これは前に乗っていたRADACで使っていたブレーキ。α‐5000はプリントで、もちろん吉貝の製品。表にはDIA-COMPEの刻印、裏には400の刻印。しっかり調整して油を注せば動きも効きも十分。シンプル&堅牢な造り、これはこれで気に入っていました。
アーム部分にあるSUPERDEのロゴ。
とてもカッコイイけど、プリントなので消失確実。極細の筆を使って文字をなぞる様にクリアを塗って、一応の保護対策。
アームのプリントと違って、クイックのバッジだけがその「証」として残る貴重な部分♪
舟に打たれた"SUPERB"の刻印が痺れます。
ブレーキシューについては、実は一般車のアルミリム用のものでも結構イケるんじゃないかと思案してみたり。リムの清掃と脱脂、それとシューの研磨で、制動力を回復させることができるようですが。
減ってしまえばそれで終わりなんですが(笑)
自分はシューに「DIACOMPE」と書かれているのを見付けて使うのが惜しくなり、以来ママチャリ用のシューで充分かもと思いました。
使ってみたいって衝動も強く持っていますが…
良い感じで調整出来ちゃっているので、より一層コレクション化が濃厚な気配デス(笑)