古今輪風@自転車ふぁん

わからない事だらけのレストア&メンテナンス備忘録

リムとタイヤの相性

2021-02-12 05:33:00 | メンテナンス

少し前に交換したリアタイヤのシュワルベマラソンレーサー。実はひと苦労あって、良い経験だったので残しておく。

何も気にせずちゃっちゃっと組み付けて、そのまま50km程走った翌日にコツコツする周期的な振動に気付きました。

よく見たら目視で分かる程大きく窪んでいる場所がある。コツコツという表現は正しくなくて、路面の凸凹を拾っている様な感じですが、それが規則的にずっと続く状態。とても綺麗な舗装路をゆっくり意識して走って初めて気付きました。

よくよく見たらサイドのリフレクターが一部リムに潜ってタイヤが綺麗についていない。スゴく丁寧に取り付けてもダメで、シングルウォールのリムなのでニップル部分にはゼファールのリムテープを小さく切り貼りして二重に養生している関係もあって、テープがビードにかかってるのかな?とか色々調整したりして、最終的にもの凄く圧を上げてみたらチューブをバーストさせてしまった(×_×)

これは不良品だ!と決め付けて買ったお店に聞いてみたら丁寧にアドバイスを頂きまして。以下、対処方法です。

①ビードワックスを使う。

②少しづつ高圧にしていく。

③ビードが綺麗に持ち上がったら、ビードが落ちない程度まで空気を抜き、目当ての空気圧まで再度空気を入れる。

基本的にはこれだけです。

かなり高圧にしても綺麗に膨らまなかったタイヤが7.5BAR程入れたところで綺麗に膨らみました。一応8BARまで上げてから一旦空気を抜いて5.0BARに合わせたのが上の写真で、窪みが消えて綺麗に回る様になりました。今回の場合、ビードワックスを持ってなかったので水で薄めた中性洗剤を極薄くビード部分に塗りましたが、ビードワックスは高いものでもないので持っておこうかなと思う。

結果的にビードが上がりきっていなかった状態でタイヤの不良という訳ではありませんでした。このパターン、私の今までの経験ではありませんでしたがタイヤとリムの相性によっては往々にして起こりえる現象らしく、それなりの頻度で見られるとのこと。気付かないまま乗り続けて、乗っているうちに自然に適切な位置にビードが治まっているという発見されないパターンも沢山あるらしい。今のところビードが落ちるまでエアを抜いてしまうと次に入れる時には同じ状態になりますが、正しい位置で使っていればいずれ普通に入るようになるとも思うから今回はこれでOK。18×1.50のタイヤは現状だと殆ど選択肢がありませんし。

マラソンレーサーは今は安価に流通していますが、今回はフロントで使っているコメットが欲しかった関係で多少割高でしたが地方の有名店から取り寄せていました。だけど結果的にはとても親切丁寧に対応して頂けたので良かった。

お店の方に。本当にありがとうございました。



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