さよなら輪行ヘッド。
ALPSのヘッドパーツは当然の如くフォーク抜き輪行用の物がついてます。しかし結論からいえば手元シフトで乗り易くして、今さらもうダブルレバーには戻れそうにない。フォークを抜かないのであれば、渋い重い汚れやすいで見た目以外にメリットはありません。もちろん、その見た目が大事なんですけどね…。
自転車整備の多くを自分でやるようになったけど、ヘッドの交換は出来ない(やったことがない)。それでも乗り味に大きな影響を与える重要なパーツというのは体験から十分に承知で、その分、確実で丁寧な作業をして欲しいと思ってました。そんな訳で、私の中で一番に思い当たる埼玉県某所まで行ってきました。
輪行ヘッドからロード用ヘッドへの交換は普通に考えれば足らなくなるよりは余って締められない方かなと、出発前に高さを測って念のため高さ調整できそうなパーツ類も持参。そしてせっかくフロントフォークを外したので一応見てもらいました。予想通りでしたが、全く狂ってないとのこと。
30年前の輪行ヘッドからの交換は確実に何かを変えるであろう、DURA-ACE HP-7410。
外した輪行ヘッド一式は190g。
HP-7410は101g(カタログ値)なので約90gの軽量化にもなった。当時の輪行ヘッドにも色々あるそうで、付いていたのはBS(ブリジストン)タイプといって高さが低いタイプだったらしい。だからなのか詳しくわかりませんが、結果的にHP‐7410には余分なスペーサー類を追加せず、アウター受けを入れて丁度良い具合に収まったそう。まあ良かった。
形式美からは益々外れたけど、見た目は良くなったと考えたい。
期待した乗り味は大きく変わりました。どれくらい違うかというと、低速で安心して手放し出来るか出来ないか。んー、表現力が足りない。もちろん今までも当然のように行っていますが、その難易度が全く違う。とにかくヘッドの動きがスムーズになったので戻りが良いし意識せずに感覚で乗れる。この安心感と気持ち良さは、やはり変えて良かったと思う。