中断していたレストア作業。 とにかく自転車と部品達を少し整理しなければと奮起して、漸く少し前進。
昨年暮れに我が家に来て、年明けからユックリと進めていたレストア作業。シフトレバー以外のパーツは既に使える状態になっていて、あとは気持ち(やる気?)の問題。
まず取り掛かったのはブレーキワイヤー。アウター・インナー共に使えそうで、オリジナルを綺麗にしてそのまま使う方向で整備。本来替えた方が安心のインナーワイヤーですが、汚れを落としてからダメージを確認するとやっぱり大丈夫そう。アウターの端は流石に傷んでいるので、両端を少し切り落としてから切断面を整えました。(写真は作業前)
リアのシフトアウター。貴重な「SUNTOUR INDEX」のプリントがあって、オリジナルを使いたいのは、こんな事情もある。
リアのブレーキアウターはトップチューブ内を通りますが、抜いてしまうと通すのが大変そうで、アウター両端を整える処理は通したまま実施。
熟考の末、ブレーキアウターの取り回しを決めます。古いブレーキなのでシューの角度調整が行えず、現状は付けたなりの角度で使用する他なさそう。それでもブレーキが使えるようになってテンションが上がり、クランクも取り付けてみました。
唯一手付かずのまま放置していたシフトレバー。貼られているシールには5000・7000・9000の文字。7000シリーズのCycloneと共用と思われますが、9000はスプリントグレードでしょうか。黒い樹脂パーツはBB下に取り付けるワイヤーガイド。
このレバーはフリクションとインデックスの切り替えが出来るタイプ。この時代のSUNTOUR INDEXはアキューシフト(AccuShift)で、幾つかの種類があったみたい。このレバーはI・F・C(Indexed Friction Control)で、レギュラー6速のINDEXとフリクションで動かすタイプ。
あまり突き詰めて考えたり調べたりしませんでしたが、簡単には分解出来ませんでした。内部の奥の方には樹脂パーツも見え、破損しても嫌なので無理しないことに。
灯油で綺麗にしてからディグリーザーで油分を飛ばし、潤滑剤を使いました。この潤滑剤、イノテック105同様に愛用品の一つで、スムーズに動いて欲しいところ全般で使ってます。このシフトレバーはインデックス機構の内部にボールを使っているので、ボールが嵌る部分にはデュラグリスを注入しておきました。
ブレーキが機能するようになって最後まで残っていたシフトレバーに取り掛かると、次はディレイラーも取り付けたいし変速もさせてみたい。そんな感じで早く乗ってみたくなって、試乗出来る位まで組み上げてしまいました。長くなるので、続きは(2)へ。
本格的な運用が楽しみですね。
コメントありがとうございます!
仰るとおり、インナー残しでアウター交換、アウター残しでインナー交換っていうのが正しいやり方みたいです。最近のロードバイクはワイヤー中通しが主流ですが、RADACの場合はアウターをレバーからリアブレーキまでフル使用なので大変(というか、楽とも考えられます)です^^