古今輪風@自転車ふぁん

わからない事だらけのレストア&メンテナンス備忘録

HB-7800 異音解消

2015-08-17 06:29:06 | パーツ&アイテム

FB-7800/SHIMANO DURA-ACEのフロントハブ。回転は非常にスムーズですが、回すと「カラカラ」と音が…。最初はリム内に金属片でも混入してるのかな?って思いましたが、微かに聞える「音」の出所はハブで間違い無さそう。

見た目はとても綺麗です。回転もスムーズで、さすがDURAと思わせるモノ。手で持って意識せずに回す位じゃ気になりませんが、フォークに付けて勢い良く回すと気になります。

たぶんDURAグリスなのかなぁ?と思いますが、白く濁っています。粘度は保っていて性能云々に関係するレベルじゃ無さそうで、組み付けも問題ないように見えます。

ベアリングボールは破損はおろかピカピカのままで異常は発見出来ず。ハブ軸や内部にも損傷らしいところは見られません。ってか、本当にキレイ。原因が分らないまま、一応出来る事をして組み直してみます。

組み直してみましたが異音は解消せず…。ベアリングボールが移動している音に聞こえます。でも回転はスムーズ。ウーン…。

で、辿り着いたのは「リテーナー」。このハブにはリテーナー無しのAタイプとリテーナー有りのBタイプってのが存在するみたい。ウチのは最初入っていなかったのでAタイプということになります。このAタイプ、ボールに隙間があって「音」がするという類の話をチラホラ見かけました。ベアリングボールが移動する事で発生する「音」なら、ベアリングボールの位置(間隔)を固定させるリテーナーが有効だろうって事で、スモールパーツからY25R98080(ボールリテーナー3/16)を入手。

ベアリングボールとセットで来ますが、ボールの方は今回使いませんのでストックパーツ行き。ボールを抜いたリテーナーだけ使います。

リテーナーを入れるには、ダストカップを外してあげる必要があります。マイナスドライバーで慎重に、痛めない様に起こしてあげると「ポコッ」っと簡単に外れます。

ダストカップが外れました。ダストカップには方向(表裏)があって写真(上)の向きになりますが、ダストカップの端がハブ側の溝に入るようにキッチリ作られていますので、方向を間違えると治まりません。

ベアリングボールをリテーナーに嵌め込んでハブ内に入れます。リテーナー無しの際にはベアリングボールは片側14個ですが、リテーナーを使う際には片側13個。

見事に「異音」と感じていた音が消失。これはスッキリ解決で、めでたしめでたし(^^♪



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