RIS9のフレームから取り外したセラミックスピードのBB86。このシールドベアリングのメンテナンスを行いました。
とりあえず、外したBBはバラバラに分解してディグリーザーで洗浄。シールドベアリングのゴムシールは内側に針を入れて引き剥がすように持ち上げると外れます。両側が外れたら、片方から細い棒でリテーナーを押し出して外して、ボールを寄せてあげるとインナーレースが抜けます。
これがセラミックのボールですが、痛んでいる様子はありません。数は一つのベアリングに15個入ってた。こいつは超硬いらしく、回転に違和感を感じる場合は大体の場合受け側がやられているらしい。
その受け側。
どちらも大丈夫そうでした。内外で向き(方向)があったらめんどくさいなと思ったけど、目視の範囲ではなさそうです。
バラすのは割と簡単だったけど、組むのが厄介でした。片側にボールを寄せてインナーレースを嵌め込みますが、何度ボールを落とした事か…精神集中…イライラ厳禁^_^;
インナーレースが嵌まったら、ボールが落ちて外れないように注意しながら片側に寄せたボールを針などで動かしてバランスよく配分。ここまでくれば簡単には外れませんから一安心。
隙間に新しいグリスを充填して、内部がグリスで満たされたらリテーナーを入れてゴムシールを元通りに嵌め込みます。溢れたグリスを拭き取って作業は終了です。
手持ちの中では緩めのグリスを使ったけど、一杯に詰め込んだから組み立て直後の回転はだいぶ重くなった。それでも弄っているうちに回るようなったから、使っていれば馴染むと思う。右側の気になっていた違和感は解消されているし、とりあえずはこのBBを再利用してみます。