昨年末、クライマーに取り付けたセンタースタンド。極めて順調に使えていて、私の用途からするとこの車体からは外せないパーツになりました。良い具合に取り付ける事が出来たと思うので、その方法だけ書いておきます。
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よく見る、この金具。良い感じに曲げてあって丈夫そうですが、縁には角が立っていてそのまま付けると塗装を削ります。強い力で締めれば一点集中で最悪フレームを潰すか凹ませる(その敷居を下げる)かもしれませんから、当たりの強そうなところは削って滑らかにしました。如何にも安そうな鉄鍍金なので削った部分は錆止めにクリア塗装。のつもりが、どうせ錆びるだろうと全面的にクリア塗装。
続いて、少し厚めのナイロンベルトを少しだけ大きめにカットして両面テープで貼り付け。金具をチェーンステーの形状にドンピシャで加工するのが一番良いでしょうが、まず無理。生ゴムやエストラマーは遊びが大きくなるし、潰れ過ぎず強過ぎないというところでナイロンベルトは丁度良かった。切った部分はほつれるので火で炙りつつ指で擦って成型。
ナイロンベルトの表面は意外に硬かったので塗装を傷めないよう不織布のテープも使用。
ビフォー
アフター
下のスタンド側も同じようにしてゴムやエストラマーの類は使いませんでした。とてもスッキリしたし、しっかり固定できてます。フレームへのダメージも無さそうで万事OK。素性のハッキリしている少し良い自転車なら本当は取り付けのスペースだけじゃなくて、使用しているパイプの種類や厚みなんかも気にして部材選びをした方が良いと思う。そもそも、極薄で硬い類のパイプは無理かもしれない。
付いているだけで見た目が微妙なのに取付け具合もグダグダしているともう本当に嫌で、自立したいって希望を上回ってしまうから我ながらめんどくさい。
一般的に一本ボルト留めのセンタースタンドは使っているうちにズレてくるらしい。今回試してて思ったのは、確かに足で上げ下ろししていると結構な衝撃が加わるので仕方ないかなと。でも、立て掛ける場所を探したり、クランクやペダルの位置を動かしながら自転車をクランク立てさせるくらいなら、しゃがんで手でセンタースタンドを上げ下ろしすれば良いんじゃないかと。まぁ、足ですぱーんは楽ですけど、大切にしている趣味車だしそれくらいしてあげようかなって…。
今回のセンタースタンド取り付けは足ですぱーんしても大丈夫な位しっかりついていると思うけど、それでも増し締め等々、点検は必須の場所('◇')ゞ
Dahonだとこの位置にスタンドを取り付けられるように板が溶接されていました。
ところでセンタースタンドを辞めた一番の理由は「クランクとスタンドが干渉する」ことでした。
私はずーっと立てかけてきて趣味車は初スタンドですが、逆に今まで使っていなかったので停車時にクランクを回した時にあたる程度は全く苦にならないクチです(^_^)ノ
華奢なんですがその分軽いですし、軽いからズレずらいのもあります。ちゃんとついたのでスパーンも平気ですが、しゃがんで手で出し入れを基本にしていて、それもまた良いです。逆に頑丈なタイプだとこうはいかないかもしれない…
オーダーで自転車を作るとしたら、たぶんスタンド台座は最初からつけときます(^_^)