ALPSで使っているクランクは現行品で、スギノALPINA2の170mm。10s用ですが9sで運用。カセットは9sのCS-6500、ジュニア用で14-25t。ツーリングとしてはとても良い歯数だけど、このフレームに9s幅でロー14tだとチェーンステーとのクリアランスか微妙で、結局トップ側を一つ潰して8sで乗ってます。たぶん、トップ12tなら普通に使える。
これを6~8s時代のスギノPX175mmに変えます。合わせるBBの理想はPT-68という軸だけどまず簡単には手に入らない。もちろん代替えプランは幾つかありますが、とりあえず今使っているカートリッジ式BBにポン付けしてみる。時代は違えど同じSUGINO製トリプルだし、何とかなったりしないかな。
PXを取り付ける前にALPINA2での現状測定。BBはCBBAL-113(軸長113mm)でトリプル用としては短い印象だけど、ALPINA2指定の付属品なので上手く収まっています。
左クランクアーム先端とチェーンステーのクリアランスは約14mm。
右クランクアーム先端とチェーンステーのクリアランスは約19mm。
続いて、ギア歯とシートチューブ(=ダウンチューブ)間の距離。
アウターチェーンリングのセンター(歯の中央)で39.5mm、外で41mm。
ミドルのセンターで約32mm。チューブ径は28.6mmですから、その半分の14.3mmを足すと46.3mm。アルピナのチェーンラインは45mmなのでカートリッジBBの入り具合やクランクの勘合、測り方等、概ね誤差の範囲内。
インナーのセンターは約24.5mm
続いて、クランクの嵌め込み具合。
左側(非チェーンリング側)は4.32mm。
右側(チェーンリング側)は6.96mm。
結論から言うと、やはりCBBAL-113では短くて使えませんでした。締め込むとインナーとチェーンステーが干渉して、最低でもあと5mmないと厳しい様に思います。現行のカートリッジ式ならTANGE製のLN-7922に軸長122.5mmの設定がある。ENE CICLO(吉貝)からも自社製品のトリプルクランク用としてBBを出しているけど、これも軸長122.5mmでイメージ的にはTANGEのOEMかなと。
PXのチェーンラインも45mm程らしいので、カップ&コーンで現物合わせ。前に同じ様なトリプルで組んだこともあるし、そこまで厳密じゃなくても平気だと思うから何とかなるハズ。