古今輪風@自転車ふぁん

わからない事だらけのレストア&メンテナンス備忘録

ALPINA2→PX(其の二)

2018-06-11 06:14:44 | レストア&オールドパーツ

ALPSで使っているクランクは現行品で、スギノALPINA2の170mm。10s用ですが9sで運用。カセットは9sのCS-6500、ジュニア用で14-25t。ツーリングとしてはとても良い歯数だけど、このフレームに9s幅でロー14tだとチェーンステーとのクリアランスか微妙で、結局トップ側を一つ潰して8sで乗ってます。たぶん、トップ12tなら普通に使える。

これを6~8s時代のスギノPX175mmに変えます。合わせるBBの理想はPT-68という軸だけどまず簡単には手に入らない。もちろん代替えプランは幾つかありますが、とりあえず今使っているカートリッジ式BBにポン付けしてみる。時代は違えど同じSUGINO製トリプルだし、何とかなったりしないかな。

PXを取り付ける前にALPINA2での現状測定。BBはCBBAL-113(軸長113mm)でトリプル用としては短い印象だけど、ALPINA2指定の付属品なので上手く収まっています。

左クランクアーム先端とチェーンステーのクリアランスは約14mm。

右クランクアーム先端とチェーンステーのクリアランスは約19mm。

続いて、ギア歯とシートチューブ(=ダウンチューブ)間の距離。

アウターチェーンリングのセンター(歯の中央)で39.5mm、外で41mm。

ミドルのセンターで約32mm。チューブ径は28.6mmですから、その半分の14.3mmを足すと46.3mm。アルピナのチェーンラインは45mmなのでカートリッジBBの入り具合やクランクの勘合、測り方等、概ね誤差の範囲内。

インナーのセンターは約24.5mm

続いて、クランクの嵌め込み具合。

左側(非チェーンリング側)は4.32mm。

右側(チェーンリング側)は6.96mm。

結論から言うと、やはりCBBAL-113では短くて使えませんでした。締め込むとインナーとチェーンステーが干渉して、最低でもあと5mmないと厳しい様に思います。現行のカートリッジ式ならTANGE製のLN-7922に軸長122.5mmの設定がある。ENE CICLO(吉貝)からも自社製品のトリプルクランク用としてBBを出しているけど、これも軸長122.5mmでイメージ的にはTANGEのOEMかなと。

PXのチェーンラインも45mm程らしいので、カップ&コーンで現物合わせ。前に同じ様なトリプルで組んだこともあるし、そこまで厳密じゃなくても平気だと思うから何とかなるハズ。



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