HAYASHI-NO-KO

雑草三昧、時々独り言

キクイモモドキ(菊芋擬き)

2022-08-25 | 【独り言】

ヘリオプシスに宿根ヒメヒマワリ、ヘリアンサスに宿根ヒマワリなどが花につけられている名前。
気障にヘリオプシスとかヘリアンサスと呼ぶのも憚られるだろうか

「宿根」だけではなく、時には「ヒメ」まで省略して呼ばれてしまう?から
みんな「ヒマワリ」になってしまって、何が何だかわからない世界になっている。

時には「擬き」も省略されてしまうからますますわからなくなる。
植えられているものがどの名前だったかは、植えている人もわからなくなり
名前なんてどうでも良いじゃないですか…となる。
それを写真に撮ってこんな花が咲いてました…と、どうでも良いものに一つの名前を当て嵌めるから余計にわからなくなる。
挙句の果てに、間違っても良いじゃないですか、誰にも迷惑かけるわけじゃないし…となる。
わからない花にも正しく名前は付けられているのだろうから

取り敢えず当て嵌めるなどとはしないで「不明の花」としておけばいいと思う。

ここにはいつもキクイモモドキを撮る場所とは違うけれど
見慣れた?姿がひょろりと育っている。


▲ キクイモとは違った蕾、開花直前の様子 ▼





▲ この花の様子から「ヒメヒマワリ」として売られている。
確かに「キクイモモドキ」では売り物にはならないのだろう。▼








(2022.06.29 明石西)

大昔の話など知る人も殆ど居なくなったから独り言を言っている。
この辺りには今は何棟ものマンション群。
山陽電車は地上を走っていたし、田んぼが多かったから北には国道2号線を走る車も見えたし
その北側の当時は国鉄と呼んでいた線路は盛り土の上を走っていたから列車も見渡せた。




▲ ルドベキアほどではないけれど、花期が進むと筒状花のこの盛り上がり?具合が、キクイモモドキ ▼

(2022.07.06 硯町)






▲ キクイモモドキの筒状花部分は他の花同様に舌状花に近い部分から咲いてゆく。▼





▲ 筒状花部分が最後まで咲き進むと、後には筒状の花弁部分全体が盛り上がった形になる。▼



(2022.07.13 大道町)








▲ キクイモモドキの特徴の一つ 咲き進むにつれて筒状花部分は次第に盛り上がってくる。▼



▲ 最後の姿がこれ。ヒマワリとは似ても似つかない。▼

キクイモモドキ(菊芋擬き) キク科ヘリオプシス(キクイモモドキ)属
Heliopsis helianthoides ヒメキクイモ(姫菊芋)
(2022.08.09 硯町)

キクイモモドキ(ヘリオプシス)属と、ヒマワリ(ヘリアンサス)属
キクイモモドキは葉が対生、ヒメヒマワリは互生、
イヌキクイモは上部では互生、基部では対生だから、厳密には違うだろうけれど

花は似ているから混在して売られたりもしているし、名前なんてどうでも良いと言われる。
Wikipediaでは、ヒメヒマワリ(Helianthus cucumerifolius(=Helianthus debilis)、
キクイモモドキ(Heliopsis scabra)、ヒマワリモドキ(Heliopsis helianthoides) 

大場の植物分類表では、Heliopsis helianthoidesをキクイモモドキとしている。
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イヌキクイモ2021  キクイモモドキ2022  畑のキクイモ2022



2 コメント

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良く似ていて・・・。 (こいも)
2022-07-15 18:01:32
林の子さん
本当にとても良く似ていますね。
『キクイモモドキは葉が対生、ヒメヒマワリは互生、』
またまた、何だか混乱してきました。とっても難かしいです。
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花の名前 (林の子)
2022-07-15 19:34:44
似ている花に似た名前を付けるので全部を正しく覚えることが面倒になっていますね。
本名にヒメヒマワリと付けられているものも確かにあるので、余計に面倒なことになっていると思います。
別名や俗称にも使われていると、確かにお手上げになります。
のんびりと一つ一つの違いを区別してゆくより他には方法もないので困りものですね。
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