北海道函館市の建築設計事務所 小山設計所

建築の設計のことやあれこれ

大手術

2019-11-06 04:14:55 | 日記

この『落水荘』、完成後から片持ち梁(cantilever)のクリーピング(creeping)現象が

始まってしまったらしい、、、。下がってしまったのは先端で7inch(18cm弱)?









1階と2階の間隔を計測する、建て主のエドガー・J・カウフマンさんらしき人物、、、。









そこで登場したのが、構造エンジニア(structural engineer)のRobert Silman さん。








なんと、三箇所の主要な片持ち梁(RC逆梁)の両側?に(川に下りる階段の梁は片側のみ)、

13本の 1/2inch径の鋼索ケーブル(橋梁用ケーブル?)で post-tension を、現場で加える

という荒業!(床の下だから見えない!逆スラブ・逆梁だからこそ可能の解決策か、、、?)









Robert Silman さんの講演の様子。






テラスの仕上げの石材を剥がす前に『番付』!していて日本と同じですね、、、。でも、雨

がかりの外部テラスなのに、下地が木製なのでビックリした記憶があります。コンクリート

に上下サンドイッチされて、すぐに腐ってしまいそうに思うのですが、、、?

でも、これ part of The Carpenters’ Company 2011 Master Builder Dialogues って事は

『2011年度全国大工職組合』の特別講演(回想)って事なんでしょうか、、、? 彼の国では、

CarpenterとBuilderは、職能としてどう違うんでしょうか、、、?






講演の書き起こしの英文の文章。


https://www.ncptt.nps.gov/blog/robert-silman-preserving-falling-water-an-american-icon/





NewYork Times 紙の Robert Silman さんの訃報。


https://www.nytimes.com/2018/08/07/obituaries/robert-silman-engineer-who-saved-fallingwater-dies-at-83.html




(この書き起こし英文と訃報は、建築英語の教材にもってこいかも、、、?)















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ドローン(drone)と3D

2019-11-06 04:01:01 | 日記

これは珍しい『落水荘』のドローン(drone)映像








同じく3D映像








もう1つ3D映像







Google Map









確か天井が猛烈に低かったはず、たぶん7feet(2m133mm)くらいしかなかったと思う、、、。








屋上の階段も、こんなに巾が狭い、、、。








図面じゃ、なかなかわかんない、、、。








写真だと、もっとわかんない、、、。








天井の真ん中(梁と梁の間?)は、さすがにもう少し天井高がありそう、、、。





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