この『落水荘』、完成後から片持ち梁(cantilever)のクリーピング(creeping)現象が
始まってしまったらしい、、、。下がってしまったのは先端で7inch(18cm弱)?
1階と2階の間隔を計測する、建て主のエドガー・J・カウフマンさんらしき人物、、、。
そこで登場したのが、構造エンジニア(structural engineer)のRobert Silman さん。
なんと、三箇所の主要な片持ち梁(RC逆梁)の両側?に(川に下りる階段の梁は片側のみ)、
13本の 1/2inch径の鋼索ケーブル(橋梁用ケーブル?)で post-tension を、現場で加える
という荒業!(床の下だから見えない!逆スラブ・逆梁だからこそ可能の解決策か、、、?)
Robert Silman さんの講演の様子。
テラスの仕上げの石材を剥がす前に『番付』!していて日本と同じですね、、、。でも、雨
がかりの外部テラスなのに、下地が木製なのでビックリした記憶があります。コンクリート
に上下サンドイッチされて、すぐに腐ってしまいそうに思うのですが、、、?
でも、これ part of The Carpenters’ Company 2011 Master Builder Dialogues って事は
『2011年度全国大工職組合』の特別講演(回想)って事なんでしょうか、、、? 彼の国では、
CarpenterとBuilderは、職能としてどう違うんでしょうか、、、?
講演の書き起こしの英文の文章。
https://www.ncptt.nps.gov/blog/robert-silman-preserving-falling-water-an-american-icon/
NewYork Times 紙の Robert Silman さんの訃報。
https://www.nytimes.com/2018/08/07/obituaries/robert-silman-engineer-who-saved-fallingwater-dies-at-83.html
(この書き起こし英文と訃報は、建築英語の教材にもってこいかも、、、?)