江戸時代の歌舞伎の演目『与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)』
左が『切られ与三』(きられよさ)、右が『お富』(おとみ)
それを題材に、昭和30年代の前半に大ヒットした、春日八郎さんの『お富さん』
さて、この歌なんですけど、『粋な黒塀 見越しの松に~』とか『エッサオー 源氏店
(げんやだな)』とか、意味がさっぱり判らなかったのに、当時の子供たちは、普通
に学校や家や道路で、みんな歌っていました、、、。だいいち『死んだはずだよ お富
さん』って、死んじゃっていたらダメなんでないの、、、?
それを嬉しそうに聴いている、普通のオバサンたち(当時)
なんで日本人は、こういうのが好きだったんだろう、、、? このオバサンたちだって、
実生活で自分たちの娘が、『お富さん』みたいな人生だったら困るんでないの、、、?
(木更津の、その筋の親分さんに囲われていた『お妾さん』だったんだから、、、。)
他所様(よそさま)の家の、他人の『娘さん』や『息子さん』の、あーだの、こーだの
の悲惨な人生は、面白可笑しくて楽しいだけなの、、、? それとも、実は、自分も、
自分たちの『娘』や『息子』も、現実生活の実際のところでは、『お富』や『与三郎』
ほどではないにしても、たいして変わりがなくて、『どちらさんも程度の差こそあれ、
たいして違わなくて、子供で苦労するのは、お互い同じだわねぇー』って、すこし安堵
したり、ホロッとしたりしているだけだったのかな、、、?
歌舞伎 与話情浮名横櫛
いつの間にか、『与三郎』は『お富』のお兄さんになってしまっています、、、。
つまり『お富』は『与三郎』の『妹』、、、?
『妹の力』 その3 につづく