北海道函館市の建築設計事務所 小山設計所

建築の設計のことやあれこれ

タイプライターとドラフター

2015-04-05 17:46:04 | 日記
中学2年から新宿駅を通って学校に通った。角筈(つのはず)から、都電13号線の引込

み線の上を中学校まで走る、、。(中学の学生服で走っていたから、ゴールデン街の裏な

ので、まるで寺山修司の世界、、、。)


こんなところを







こんな風に、走っていました、、、






新宿駅の西口の小田急デパートの13階だか14階に三省堂書店があって(今でもある

はず。)、エレベーターを上がって出口のところに事務機のコーナーがあって(これは今

ではないと思う、、、。)、そこに、多分、外国製のタイプライターが、あった。叩いて

も誰も注意しない、、、。確か、その当時で一万何千円だかの値段だったと思う、、、。

そこに寄っては、学校で習いたての(覚えたての)英文を打ち込んで遊んでいた、、、。

20分でも30分でも打っていた。(変な中学生、、、。)


高校は高田馬場から歩いて通った。途中、諏訪神社の近くに、小さな事務機屋さんがあっ

た。ドラフターが飾ってある、、、。ドラフターは製図の機械で、飾ってあったのは、

平行タイプではなくて、アームのV字型のほう、、、。早稲田の理工学部の学生さん達の

通り道でもないし、ずいぶん離れているのに、なんで、あんなところに事務機屋さんがあ

ったんだろう?


でも、T定規も持っていなくて、小さな三角定規を組み合わせて、片方を手で押さえなが

ら図面を書いていたので、アームのV字型でも「スゴイなぁー」って感じ、、、。


もちろん、親には両方とも買ってもらえない。(言い出すことも出来ない、、、。)


両方とも欲しかったけれども、両方とも手に入らない、、、。もしも手に入っていたら、

不思議な中学生、不思議な高校生になっていたんでしょうね、、、。(人生変わっていた

かも、、、。)


今は、タイプライターもドラフターも必要の無い世の中になってしまいました、、、。

コンピューターが1台あれば両方とも済んでしまうのです、、、。


角筈の都電13号線の引込み線の上走っていた中学生には、もちろん、想像も出来ない

世の中です、、、。



追記  V字型のアームのドラフターは、大学生の時、広尾の村田豊さんの事務所でアル

    バイトをした時に初めて使ってみたが、使いにくかった、、、。あこがれは、あ

    こがれでしかなかった、、、。(村田豊さんの事務所は当時でもインキング。)
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